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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:42:"〈日中戦争〉とは何だったのか";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-623-07995-7";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:468:"日中戦争は、両国の近代史における最大の不幸であり、また現代の日中関係の原点でもある。歴史認識の和解を視野に入れ、日本・中国・台湾の研究者が「あの戦争」をさまざまな角度から分析する。両国を戦争へと導いた力学、そして戦争の実態を明らかにし、さらに日中戦争がその後、両国の発展にいかなる影響を与えてきたのかを検討する。";s:6:"author";s:30:"黄 自進(編集)…他2名";s:10:"publishers";s:21:"ミネルヴァ書房";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:21:"ミネルヴァ書房";s:12:"release_date";i:1506697200;}

〈日中戦争〉とは何だったのか 複眼的視点

黄 自進(編集), 劉 建輝(編集), 戸部 良一(編集)
発行:ミネルヴァ書房

A5判   416頁 
定価 6,500円+税

ISBN 978-4-623-07995-7   C3021

書店発売日 2017年9月30日
登録日 2017年9月26日

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書評掲載情報

2017-10-08 朝日新聞  朝刊
2017-10-08 読売新聞  朝刊
評者:奈良岡聰智(京都大学教授、政治史学者)

紹介

日中戦争は、両国の近代史における最大の不幸であり、また現代の日中関係の原点でもある。歴史認識の和解を視野に入れ、日本・中国・台湾の研究者が「あの戦争」をさまざまな角度から分析する。両国を戦争へと導いた力学、そして戦争の実態を明らかにし、さらに日中戦争がその後、両国の発展にいかなる影響を与えてきたのかを検討する。

目次

序(黄 自進)


 第Ⅰ部 戦 前

第1章 北伐と日中反共提携構想——田中義一・蒋介石会談をめぐる考察(加藤聖文)
 はじめに
 1 日本における蒋介石接近の試み
 2 田中・蒋会談の実現
 3  北伐再開と構想の瓦解
 おわりに

第2章 全面戦争前夜における日中関係——緩衝勢力の位置づけを中心に(1933—1935年)(黄 自進)
 はじめに
 1 「塘沽停戦協定」を顧みる
 2 「政整会」をめぐる日中両国の思惑
 3 「政整会」の廃止
 4 北支五省連合自治体」対「冀察政務委員会」
 おわりに


 第Ⅱ部 戦争期

第3章 石射猪太郎と日中戦争(劉 傑)
 はじめに
 1 日中戦争前の石射猪太郎
 2 盧溝橋事件への対応
 3 「意見書」のなかの中国通外交官 
 おわりに

第4章 田嶋栄次郎と日本軍の曲阜占領(姜 克實)
 はじめに
 1 小雪、鳬村の戦闘について
 2 日本軍の曲阜占領
 おわりに

第5章 日本海軍と日中戦争(相澤 淳)
 はじめに
 1 米内の中国観
 2 北海事件への海軍の対応
 3 盧溝橋事件の発生と海軍中央部
 4 米内の態度の変化
 5 蒋介石を「対手とせず」
 6 海南島占領計画の再浮上
 7 米内の「作戦上」の意図
 おわりに

第6章 日中戦争と欧州戦争(田嶋信雄)
 はじめに
 1 欧州大戦前夜——ヒトラーの戦争計画と「日独伊ソ(+中)連携構想」
 2 独ソ不可侵条約の締結・第二次世界大戦の勃発と中独ソ三国連合構想
 3 ドイツの対仏戦勝利と中国の対独接近政策
 4 日独伊三国同盟の締結と「日独伊ソ(+中)大陸ブロック論」
 5 ヒトラーの「バルバロッサ計画」と日ソ中立条約
 6 独ソ戦の勃発とドイツの汪兆銘政権承認
 おわりに

第7章 日本人の日中戦争観——1937—1941(戸部良一)
 はじめに
 1 盧溝橋事件から南京陥落まで——1937年7月—12月
 2 「対手トセス」声明から武漢三鎮・広東陥落まで——1938年1月—10月
 3 東亜新秩序声明から汪精衛政権承認まで——1938年11月—40年11月
 4 汪政権承認後から太平洋戦争開戦まで——1940年12月—41年12月
 おわりに

第8章 グローバル・ヒストリーのなかの日中戦争——1943年中国の条約改正問題を手がかりとして(馬 暁華)
 はじめに
 1 問題意識と分析の枠組み
 2 「近代的」国際関係の成立と不平等条約体制
 3 第二次世界大戦期における不平等条約の撤廃運動
 4 「新秩序」構築の競り合い
 おわりに

第9章 国共関係と日本——戦争末期の「容共」をめぐる葛藤(波多野澄雄)
 はじめに
 1 延安の台頭・重慶の凋落
 2 対ソ外交における「容共」
 3 帝国政府声明(1944年7月)の背景——もう一つの近衛声明
 4 「容共政策」の限界
 おわりに


 第Ⅲ部 終戦から戦後へ

第10章 鈴木貫太郎と日本の「終戦」(鈴木多聞)
 はじめに
 1 暴風雨のなかの直進航海
 2 水面下での水掻き
 3 間髪を入れずに旗を振る
 おわりに

第11章 戦後初期国民政府の対日講和構想——対日講和条約審議委員会を中心に(段 瑞聡)
 はじめに
 1 「以徳報怨」演説と対日講和方針
 2 対日講和条約審議委員会の成立と組織構造
 3 対日講和条約審議委員会談話会
 4 対日講和条約審議委員会各グループの構想
 5 日の目を見なかった「対日講和条約草案」
 6 国民大会代表らの対日講和要求
 おわりに

第12章 村田省蔵と実業アジア主義——戦前・戦中・戦後を貫くもの(松浦正孝)
 はじめに
 1 実業アジア主義の系譜——岸田吟香・荒尾精・白岩龍平
 2 大阪商船社長中橋徳五郎と村田省蔵の中国体験
 3 経済競争から世界経済戦争へ
 4 日中戦争から「大東亜戦争」へ
 5 戦後中国をめぐる認識の変化
 6 吉田茂への進言
 7 フィリピン賠償問題
 8 日中貿易協定へ
 おわりに

第13章 旧日本軍人の処遇問題をめぐる蒋介石の対応——送還から招聘への裏面史に見る「白団」の起源(鹿 錫俊)
 はじめに
 1 終戦初期の旧日本軍人送還政策
 2 対日連携への転換
 3 旧日本軍人の協力を図る二つの方案
 4 蒋介石の指示と基本方針の策定
 5 「聯合参謀団」の招聘
 6 「義勇軍」計画の内実とその夭折
 おわりに


あとがきにかえて(劉 建輝)
人名・事項索引

著者プロフィール

黄 自進(コウ ジシン)

2017年10月現在 台湾中央研究院近代史研究所研究員

劉 建輝(リュウ ケンキ)

2017年10月現在 国際日本文化研究センター副所長、教授

戸部 良一(トベ リョウイチ)

2017年9月現在 帝京大学文学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。