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世界スタジアム物語 後藤 健生(著/文) - ミネルヴァ書房
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世界スタジアム物語 (セカイスタジアムモノガタリ) 競技場の誕生と紡がれる記憶 (キョウギジョウノタンジョウトツムガレルキオク)

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四六判
296ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-623-07868-4   COPY
ISBN 13
9784623078684   COPY
ISBN 10h
4-623-07868-X   COPY
ISBN 10
462307868X   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C0075  
0:一般 0:単行本 75:体育・スポーツ
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年5月10日
最終更新日
2017年5月10日
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書評掲載情報

2017-06-24 日本経済新聞  朝刊
評者: 玉木正之(スポーツ評論家)
2017-06-11 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 市川絋司(建築史家)
2017-06-11 読売新聞  朝刊
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紹介

世界各地に存在するスタジアムという名の祝祭の場。20世紀を象徴するこの空間は戦争や政治の荒波に翻弄されながらも、形や役割を変えて人々に愛され続けている。本書は、なぜスタジアムがその場所に建設されたのか、そこで何が起こったのかを振り返り、戦争とスポーツに象徴された20世紀という時代を読み解くものだ。建築や歴史愛好家のみならず、スポーツファン、国際情勢に興味を持つ人にとって必読の一冊である。

目次

はしがき

第一章 スタジアム建築の歴史
 1 現代に残る古代のスタジアム
 2 初期のオリンピックのメイン・スタジアム
 3 スポーツ先進国、19世紀のイングランド
 4 日本人と近代的スタジアムの出会い

第二章 世界各地に大規模スタジアムが誕生した1920年代
 1 「世界大戦後」の世界とスポーツ
 2 世界大戦後のオリンピック・スタジアム
 3 サッカーの聖地ウェンブリー
 4 南北アメリカ大陸に出現した大規模スタジアム
 5 日本でも1920年代に大規模スタジアム建設が始まった

第三章 スタジアムの立地――どこに造るのか?
 1 荒地に造られたスタジアム
 2 河川敷や湿地帯に出現した巨大スタジアム
 3 都心からは、はるか遠隔の地に
 4 鉄道用地跡の利用
 5 広大な面積を占める軍用地
 6 工場に建てられたスタジアム

第四章 建築としてのスタジアム――その機能とデザイン
 1 アーチボルド・リーチのスタジアム建築
 2 スタジアム・デザインのバリエーション
 3 第二次世界大戦後のスタジアムの屋根の歴史
 4 開閉式屋根とドーム型スタジアム

第五章 独裁者とスタジアム
 1 スポーツの政治利用のモデルを作ったムッソリーニ
 2 ベルリン・オリンピックとヒトラー
 3 共産主義国が建設した都心のスタジアム
 4 シャーの夢と将軍様の祝祭の場


第六章 戦争とスタジアム
 1 スペイン内戦とスタジアムの受難
 2 戦争に翻弄された東欧のスタジアム
 3 空襲で破壊されたスタジアム
 4 墓地となったスタジアム、収容所となったスタジアム

第七章 スタジアムの記憶――遺産としてのスタジアム
 1 住宅街に残るスタジアムの記憶
 2 グラウンドとして利用されているスタジアム跡地
 3 韓国スポーツの記憶を残す記念館
 4 日本におけるスタジアム遺産

第八章 スタジアムの悲劇とその近代化
 1 繰り返される事故とスタジアムの近代化
 2 1980年代に連続した重大事故とテイラー報告
 3 新しい世紀のスタジアム


第九章 日本のスタジアムの将来像
 1 国立競技場改築問題とは何だったのか
 2 日本のスタジアム建設の現状と未来

スタジアム索引

著者プロフィール

後藤 健生  (ゴトウ タケオ)  (著/文

サッカージャーナリスト。元関西大学客員教授。

上記内容は本書刊行時のものです。