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ブーレーズ/ケージ往復書簡 ピエール・ブーレーズ(著/文) - みすず書房
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ブーレーズ/ケージ往復書簡 1949-1982

発行:みすず書房
A5判
336ページ
定価 6,200円+税
ISBN
9784622086857
Cコード
C1073
教養 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年3月15日
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紹介

「(…)今日あまりにも完璧な機械のための冒険は終わった。機械は愚鈍だ。(…)僕たちに未知なものを与えるべく、偶然がそこにやって来たんだ」
(ケージからブーレーズ宛1950年1月17日)
「僕の気質に合わないと思われるただひとつのことは、申し訳ないけれど、(コインを投げることによる)絶対的な偶然という方法だ。僕は、逆に、偶然はしっかり管理されるべきだと思う」
(ブーレーズからケージ宛1951年11月28日以降)

20世紀現代音楽・芸術を代表した二人の巨匠。かたやアメリカの音楽家・詩人ジョン・ケージ(1912-1992)、かたやフランスの作曲家・指揮者ピエール・ブーレーズ(1925-2016)。本書は1949年から1982年まで、50通に及ぶ二人の往復書簡と論考を編んだものである。現代音楽の最前線や二人の交友、共感、距離感、決裂にいたる様子が、ここに初めて明らかになる。現代音楽の核心をしるす読み物=資料。
〈文化史においては、さまざまな個性やそれらが結びつける思想的傾向によって、象徴的な価値を獲得し、神話の次元にすら達し得る出会いがある。トリプシェンやバイロイトのヴァーグナー家へのニーチェの来訪も然り、またエリゼ宮の階段でのサルトルとアロンの握手も然り。ケージとブーレーズの二人は、第二次世界大戦後の音楽史の徹底して対照的な二つの傾向を今日体現している。当時の彼らの交流の強烈さは、時が経ってみると、重要かつ驚異的な次元を獲得する〉(J.=J.ナティエ)

目次

凡例
前置き  ロベール・ピアンチコフスキ
…ハ投ゲラレタ(. . . iacta est.)  ロベール・ピアンチコフスキ

No 1 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[おそらくは1949年5月22日]
No 2 シュザンヌ・テズナス宅においてジョン・ケージのプリペアード・ピアノのための《ソナタと間奏曲》を紹介する目的でピエール・ブーレーズが用意した原稿[1949年6月17日]
No 3 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1949年11月27日]
No 4 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙 日曜日、12月4日[1949年]
No 5 ジョン・ケージ「現代音楽の存在理由」[1949年]
No 6 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年1月3日、11日および12日]
No 7 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙 1月17日[1950年]
No 8 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年4月]
No 9 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年2月末から3月7日の間]
No 10 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年4月半ば]
No 11 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年5月]
No 12 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年6月5日]
No 13 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年6月]
No 14 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年6月21日]
No 15 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年6月24日]0
No 16 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年6月末‐7月初め]
No 17 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙 1950年7月2日
No 18 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年7月26日]
No 19 ジョン・ケージからピエール・スフチンスキーに宛てた手紙[1950年7月18日以降]
No 20 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年7月あるいは8月]
No 21 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年8月18日以前]
No 22 ジョン・ケージからピエール・スフチンスキーに宛てた手紙[おそらく1950年8月]
No 23 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた電報[1950年9月1日]
No 24 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年9月1日]
No 25 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年10月半ば]
No 26 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1950年12月18日]
No 27 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1950年12月30日]
No 28 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1951年5月5日]
No 29 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1951年5月22日]
No 30 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1951年7月8日頃]
No 31 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1951年7月17日]
No 32 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1951年8月19日頃]
No 33 ジョン・ケージ編集によるモートン・フェルドマン、ジョン・ケージおよびクリスティアン・ウルフの証言[1951‐52年]
No 34 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1951年夏]
No 35 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1951年10月6日以降]
No 36 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1951年11月28日以降]
No 37 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1952年5月7日から21日の間]
No 38 「偶々…」におけるピエール・ブーレーズのジョン・ケージに関する言及[1951-1952年]
No 39 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙[1952年、夏]
No 40 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1952年10月1日]
No 41 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1952年10月末]
No 42 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1952年11月2日]
No 43 ジョン・ケージからピエール・ブーレーズに宛てた手紙 1953年5月1日
No 44 ジョン・ケージに関するピエール・ブーレーズの文章 『最近の音楽の諸傾向』からの抜粋[1953年]
No 45 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[おそらく1953年9月]
No 46 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1954年7月]
No 47 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1954年7月15日と27日の間]
No 48 ピエール・ブーレーズ:ファスケル音楽百科事典の項目「ケージ」[1958年]
No 49 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1962年9月5日]
No 50 ピエール・ブーレーズからジョン・ケージに宛てた手紙[1982年9月23日]

ケージ/ブーレーズ 音楽史の一章  ジャン=ジャック・ナティエ
人名録
訳者後記
人名・音楽作品名索引

著者プロフィール

ピエール・ブーレーズ  (ピエール ブーレーズ)  (著/文

1925-2016。フランスの作曲家、指揮者。邦訳されている著書『意志と偶然』(法政大学出版局 1977)『ブーレーズ音楽論』(晶文社 1982)『参照点』(書肆風の薔薇 1989)『クレーの絵と音楽』(筑摩書房 1994)『現代音楽を考える』(青土社 1996)『標柱』(青土社 2002)『ブーレーズは語る』(青土社 2003)『ブーレーズ‐シェフネール書簡集 1954-1970』(音楽之友社 2005)『エクラ/ブーレーズ』(青土社 2006)『ブーレーズ作曲家論選』(ちくま学芸文庫 2010)『魅了されたニューロン』(対談集、法政大学出版局 2017)『ブーレーズ/ケージ往復書簡 1949-1982』(みすず書房 2018)。

ジョン・ケージ  (ジョン ケージ)  (著/文

1912-1992。アメリカの音楽家・作曲家・詩人。邦訳されている著書に『ジョン・ケージ 小鳥たちのために』(対談集、青土社 1982)『サイレンス』(水声社 1996)『ジョン・ケージ著作選』(ちくま学芸文庫 2009)『ブーレーズ/ケージ往復書簡 1949-1982』(みすず書房 2018)ほか。

笠羽映子  (カサバエイコ)  (翻訳

早稲田大学社会科学総合学術院教授。『ブーレーズ/ケージ往復書簡 1949-1982』(みすず書房 2018)ほかブーレーズ関係訳書多数。他に『バーンスタイン 音楽を生きる』(青土社 1999)『ドビュッシー書簡集 1884-1918』(音楽之友社 1999)『伝記 クロード・ドビュッシー』(音楽之友社 2003)、ストラヴィンスキー『音楽の詩学』(未来社 2012)『私の人生の年代記』(未来社 2013)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。