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ジェネリック ジェレミー・A・グリーン(著/文) - みすず書房
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ジェネリック それは新薬と同じなのか

発行:みすず書房
四六判
488ページ
定価 4,600円+税
ISBN
9784622086512
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年11月14日
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書評掲載情報

2018-02-10 日本経済新聞  朝刊
2018-02-04 読売新聞  朝刊
評者: 宮下志朗(放送大学特任教授、仏文学者)

紹介

ジェネリック薬とは、先発薬と有効成分の化学構造が同じ医薬品のこと。先発薬の特許満了後に発売される。開発にかかる費用が少ないため、低価格で販売できるのが強みだ。
ジェネリック薬は先発薬と同じ効き目があるとされるが、この「同じ」をめぐっては激しい論争があった。有効成分は同じだが、形や添加剤などが違っており、先発薬と「まったく同じ」ではない。それはどの程度重視すべきものなのか。同等性の根拠をどこにおけばよいのか。
半世紀前はいかがわしい薬とみなされていたジェネリック薬が現在の地位を得るまでには、臨床、消費、政治、法律をめぐって様々な攻防があった。ジェネリックはきわめて社会的な薬といえる。
〈ジェネリックは問題の種なのか、それとも解決策なのか――明らかにその両方だ〉。ジェネリックの誕生から社会に定着するまでの全体像を描いた本書は、ジェネリックの歴史をはじめて明らかにした書物として、高く評価されている。

目次

謝辞
序 同じであって同じでない

I 名前には何が込められているのか?
第一章 治療の世界に秩序をもたらす
第二章 ブランド批判としてのジェネリック

II ジェネリックなんてものはない?
第三章 匿名薬
第四章 控えめな業界の起源
第五章 ジェネリックの特異性

III 同等性の科学
第六章 同等性コンテスト
第七章 差異の意義

IV 代替調剤に関する法律
第八章 代替の悪徳と美徳
第九章 普遍的な代替

V ジェネリック消費のパラドックス
第十章 囚われの身の消費者を解放する
第十一章 診療所、薬局、スーパーマーケットでのジェネリック消費

VI ジェネリック医薬品
第十二章 模倣薬の科学と政治
第十三章 推奨薬、公的に、あるいは民間で
第十四章 地球規模のジェネリック

結論 類似性の危機

訳者あとがき
略語
原注
索引

著者プロフィール

ジェレミー・A・グリーン  (ジェレミーグリーン)  (著/文

1974-。医師・医学史家。ジョンズ・ホプキンス大学医学史部門准教授。医師と製薬企業の歴史的研究の第一人者。著書Prescribing by Numbers: Drugs and the Definition of Disease (2006)でレイチェル・カーソン賞およびエドワード・クリーマーズ賞を受賞。Generic: The Unbranding of Modern Medicine (2014、『ジェネリック』野中香方子訳、みすず書房、2017)。

野中香方子  (ノナカキョウコ)  (翻訳

翻訳家。訳書に、ロバーツ『人類20万年 遥かなる旅路』、ソウルゼンバーグ『ねずみに支配された島』、モンゴメリー『ハーバード戦略教室』、ブレグマン『隷属なき道 AIとの競争に勝つ』、アンソニー『恐竜探偵 足跡を追う』、ビガン『人類の祖先はヨーロッパで進化した』、グリーン『ジェネリック』など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。