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サリヴァンの精神科セミナー 新装版

医学 ラノベ

ロバート・G・クヴァーニス(編集), グロリア・H・パーロフ(編集), 中井久夫(翻訳)
発行:みすず書房

A5判   408頁 
定価 6,200円+税

ISBN 978-4-622-08635-2   C3047

書店発売日 2017年7月11日
登録日 2017年6月28日

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紹介

本書は、サリヴァンが講じたケース・セミナーの記録である。患者本人の治療とリアルタイムに連係して続いたため、類をみない実践的な症例研究となっている。
治療は患者についてわずかなデータしかない段階から始まる。そこから、まずは患者との間に治療的な関係が構築され、徐々に靄が晴れるように患者の苦しみの全貌が判然としてくる経過はスリリングである。この過程を通じてサリヴァンの、徹底して実証主義的なアプローチが示される。
また、言葉の受け取り方がくるくると変わる患者と話す際の注意、患者が深刻な告白をした際にしておくべき対応など、状況に応じてさりげなくも考え抜かれたコミュニケーションの技術や、それらを治療の流れの中でいかに活かすかについてのヒントが、本書の随所に光っている。
再読、再々読によってますますサリヴァンの細部にわたる着眼の的確さが見えてくる、深みのあるセミナーである。読者の理解を促すべく、訳者がポイントを頭注で示し、詳細な訳注を付し、さらに本書のアクチュアルな意義についてあとがきで解説している。DSMという規格化された体系内では得られない臨床的英知がここにある。

目次

序文
謝辞
セミナー参加者

ケース・セミナー第1回 1946年1月
 25年後の座談会  第1回へのコメント、1971年12月
ケース・セミナー第2回 1946年12月
 25年後の座談会  第2回へのコメント、1972年1月
ケース・セミナー第3回 1947年1月
 25年後の座談会  第3回へのコメント、1972年2月
ケース・セミナー第4回 1947年2月
 25年後の座談会  第4回へのコメント、1972年2月
ケースセミナー第5回 1947年5月
 25年後の座談会  第5回へのコメント、1972年2月

患者のその後

訳注
解題と訳者あとがき

著者プロフィール

ロバート・G・クヴァーニス(ロバートクヴァーニス)

M.D. ワシントンで精神科・精神分析医として開業し、ワシントン精神医学校(Washington School of Psychiatry)校長を1952年から1982年まで務めた。

グロリア・H・パーロフ(グロリアパーロフ)

『サイカイアトリー』誌(ハリー・スタック・サリヴァンが1938年に創刊した雑誌)の統括編集者を1967年から1991年まで務めた。

中井久夫(ナカイヒサオ)

1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。精神科医。文化功労者(2013年度)。

上記内容は本書刊行時のものです。