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マティスとルオー 友情の手紙

芸術 ラノベ

ジャクリーヌ・マンク(編集), 後藤新治ほか(翻訳)
発行:みすず書房

A5判   364頁 
定価 3,500円+税

ISBN 978-4-622-08564-5   C1070

書店発売日 2017年1月13日
登録日 2016年11月29日

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書評掲載情報

2017-03-26 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者:中村隆夫(美術評論家)
2017-02-26 朝日新聞  朝刊
評者:蜂飼耳(詩人、作家)

紹介

「君がそれをやるべきだよ!」――マティス。
「もっといい絵を描きたい」――ルオー。
気質も画風も好対照。それゆえに惹かれ合い、ライバルとして高め合ってきたマティスとルオー。ふたりはパリ国立美術学校のギュスターヴ・モロー教室で出会って以来、マティスの死の直前まで50年にわたり手紙を交わし、家族ぐるみの交流をつづけた。恩師との思い出、フォーヴィスムの誕生、画商への愛憎、贋作騒動、「聖なる芸術」への熱情――ふたりの巨匠の創作の舞台裏。

2006年、かつてのルオーのアトリエで、マティスからルオー宛の手紙が発見された。以来、編者マンクをはじめ関係者による解読が進められる。真の教育者モロー、当代随一の画商ヴォラール、稀代の出版人テリアード、ヨーロッパ美術の渡し守りP・マティス……フランス絵画界の陰の立役者たちの人間ドラマが展開する、美術史の第一級史料。
図版75点、詳細年譜、関連地図を収録。

目次

編者によるまえがき

マティス=ルオー往復書簡 1906-1953年

1906-07年 サロン・ドートンヌ事件
    マティスとコリウール
1930年 ふたりのマティス
    ニューヨークのピエール・マティス画廊
1934年 画商との確執
    ルオーとヴォラール
1937-38年 絵付けと舞台美術
    テリアードの挿絵本
1941年 占領地区と自由地区
    「熱意あふれる渡し守り」
1944年 解放前夜
1945年 ボノムという画家
1946年 「黒は色である」
    ルオーの初期版画――『ミセレーレ』と『ユビュおやじの再生』
1947年 ヴォラール裁判
1949年 聖なる芸術
1951年 古いなかンま
1952年 ユネスコ世界会議
1952-53年 最後の邂逅に向けて
    マティスへの質問状
1954年 エピローグ

謝辞
訳者あとがき  後藤新治
補遺  増子美穂
年譜
往復書簡一覧
図版一覧
訳註
原註
索引

著者プロフィール

ジャクリーヌ・マンク(ジャクリーヌ マンク)

現在パリ市立近代美術館学芸部長。専門はフォーヴィスムを中心にした近現代美術史。「ジャン・ピュイ ブルターニュのフォーヴ」展(1995)をはじめとして「フォーヴィスムあるいは〈火の試練〉 ヨーロッパにおけるモデルニテの爆発」展(1999)「マティスとドラン フォーヴィスムの真実」展(2005)など重要な展覧会を国際的に企画監修。近年では同館で「戦下の芸術 フランス1938-1947」展(2012)を共同企画し注目を集めた。『マティスとルオー 友情の手紙』を編集(後藤新治他訳、パナソニック 汐留ミュージアム監修、みすず書房、2017)。

後藤新治ほか(ゴトウシンジ)

1950年福岡県に生まれる。九州大学工学部卒業後同大学文学部修了。北九州市立美術館学芸員を経て、現在西南学院大学国際文化学部教授。著書『ルオーの「ミセレーレ」』(北九州市立美術館・中央公論美術出版、1980)『出光美術館蔵品図録 ルオー』(共著、平凡社、1991)ほか。訳書 ゴンブリッチ『芸術と進歩 進歩理念とその美術への影響』(共訳、中央公論美術出版、1991)、『マティスとルオー 友情の手紙』(共訳、みすず書房、2017)。

上記内容は本書刊行時のものです。