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人生と運命 3

Grossman, V. S.(著), Grossman, Vasiliĭ Semenovich(著), 齋藤 紘一(訳), グロスマン ワシーリー(著)
発行:みすず書房

  434頁 


ISBN 978-4-622-07658-2  

奥付の初版発行年月 2012年3月
登録日 2015年8月20日

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書評掲載情報

2017-07-16 読売新聞  朝刊
評者:土方正志(出版社「荒蝦夷」代表)
2014-05-18 日本経済新聞  
評者:亀山郁夫(名古屋外国語大学学長)
2012-05-20 朝日新聞  
評者:小野正嗣(作家・明治学院大学専任講師)
2012-05-06 毎日新聞  
評者:沼野 充義(東京大学教授・スラブ文学)
2012-04-15 日本経済新聞  
評者:池田浩士(ドイツ文学者)

紹介

1942年11月、スターリングラードのドイツ第六軍を包囲する赤軍の大攻勢は、百時間で決着した。戦争の帰趨を決する戦闘が終わった。反ファシズムの希望、世界の目をくぎ付けにした都市は廃墟になった。その瞬間からスターリンは、ユダヤ人殲滅の剣をヒトラーからもぎとり、やがて国内のユダヤ人にふり降ろす。戦後の自由な暮らしを夢みて戦った国民に、一国社会主義の独裁者はたがをはめ直した。物理学者ヴィクトルは、核反応を数学的に説明する論文を観念論的と批判される。彼は懺悔をしなかった。失職して逮捕される不安に怯えながら、良心を守ったことで心は澄んでいた。ところが突然、スターリンからヴィクトルに電話がかかってくる。状況は一変し、彼は称賛に包まれるが、原子爆弾開発への協力をもはや拒否できない。困難の中で守った自由を、栄誉の後で失う人もいれば、幸せな記憶ゆえに苦難に耐える人もいる。栄光、孤独、絶望と貧窮、ラーゲリと処刑。いかなる運命が待っているにせよ、ひとは人間として生き、人間として死ぬ。この小説は、個人が全体主義の圧力に耐えるのがどれほど困難だったかを描いている。奇跡のように生きのびた本が今、日本の読者を待つ。全三部完結。

上記内容は本書刊行時のものです。