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出版者情報
「全体の科学」のために
発行:みすず書房
四六判
240ページ
定価
3,800円+税
- 書店発売日
- 2013年6月19日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
脳科学と行動科学に支えられ、精神医学がより「部分の科学」になった今こそ、患者という人間とその人生全体をとらえる「全体の科学」が必要とされているのではないだろうか。単行本未収の最新論考ほか12篇に書き下ろしの論考を加え、あらためて心の専門家のあり方を考える。あくまで「症状」でなく「患者」を見つめた60年。精神医学者・笠原嘉が探究しつづけた人間学を、この一書に凝縮する。
目次
「全体の科学」のために/内因性精神病の発病に直接先駆する「心的要因」について/精神医学における人間学の方法/精神病理学の役割/反精神医学/分裂病患者にとっての「社会性」/心理学的精神医学の提唱/精神病理学と人間研究/心理・社会・脳――精神科診察室で考える/原点としての精神病院/初老期に入った分裂病者について/だから精神科医はやめられない
上記内容は本書刊行時のものです。