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朝鮮人特攻隊員の表象
歴史と記憶のはざまで
四六判
380ページ
上製
定価
3,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年10月26日
- 書店発売日
- 2022年10月26日
- 登録日
- 2022年8月10日
- 最終更新日
- 2023年12月19日
書評掲載情報
2023-01-14 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 斎藤貴男(ジャーナリスト) |
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紹介
植民地支配や戦争をめぐり、戦後80年近い今なお日韓で記憶のずれと対立が続いている。日本軍に所属した36万人以上の朝鮮人の詳細は、いまだ不明なことも多い。本書は、特攻死した陸軍朝鮮人特攻隊員が新聞や雑誌、映画、ポスター、慰霊碑などでどう扱われてきたのかを分析し、「軍神」「被害者」「裏切り者」といった多様なイメージを押しつけてきた両国の近現代を歴史社会学の視座から考察する。
目次
序章 「朝鮮人特攻隊員」という戦跡
第一章 帝国日本による朝鮮支配と戦時動員政策
第二章 植民地朝鮮における科学談論と朝鮮総督府の航空政策
第三章 朝鮮人特攻隊員の戦死と創られる「軍神」
第四章 戦後日韓両国における朝鮮人特攻隊員の忘却と正統性の構築
第五章 朝鮮人特攻隊員の再登場と知覧特攻基地戦没者慰霊祭
第六章 特攻の語り部・鳥濱トメと「アリラン特攻」物語の広がり
第七章 朝鮮人特攻隊員をめぐる多様な表象と歴史認識問題の激化
第八章 韓国における朝鮮人特攻隊員の受け入れ難さ
終章 朝鮮人特攻隊員の存在は日韓両国に何を語っているのか?
あとがき
索引
上記内容は本書刊行時のものです。