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スパイスの歴史 〈改装版〉
薬味から香辛料へ
四六判
328ページ
上製
定価
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年7月
- 書店発売日
- 2011年7月8日
- 登録日
- 2011年6月27日
- 最終更新日
- 2011年9月15日
紹介
熱帯アジア原産の各種香料薬品が東西の文化圏へ伝播・浸透した経緯を経済・文化・交通の各面から克明にたどり、スパイス・ルート確立の道筋を解明するとともに、スパイスにまつわる風俗史の知られざる深奥をさぐる。大航海時代におけるヨーロッパ人の東洋進出をはじめとして、スパイスをめぐる争いが東西文化交渉史におよぼしてきた重大な影響を説き明かす。
目次
序
第一部 中国の胡椒時代
一 天の都・杭州と南海の胡椒
二 胡椒の伝来
三 中国船の南海進出と胡椒
第二部 香料群島(スパイス・アイランド)
一 中国人と丁香
二 ヨーロッパ人の渡来と丁香
三 バンダ諸島の肉荳蔲
〈附〉 スパース・ルート──肉桂から丁香と竜脳へ
第三部 異聞雑色
一 ガマとダルブルケとオルタ
二 媚薬と香料
三 唐・天竺と日本につながる人生の秘事
四 南海異聞二題
五 竜(アンバル)・麝(ムスク)の発香
六 夏の匂い
七 楊貴妃と香
八 マルコ山古墳と竜脳
九 正倉院の香
十 クレオパトラの鼻とインド洋のモンスーン
十一 ゴールド(金)とスパイス(香料)とマニア(霊魂)の大航海
上記内容は本書刊行時のものです。