版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
左翼のメランコリー E.トラヴェルソ(著) - 法政大学出版局
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次: ト|ニ|楽天|中|八木
直接取引:あり(その他)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

左翼のメランコリー (サヨクノメランコリー) 隠された伝統の力 一九世紀~二一世紀 (カクサレタデントウノチカラ ジュウキュウセイキカラニジュウイッセイキ)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
306ページ
上製
価格 3,700円+税
ISBN
978-4-588-01074-3   COPY
ISBN 13
9784588010743   COPY
ISBN 10h
4-588-01074-3   COPY
ISBN 10
4588010743   COPY
出版者記号
588   COPY
Cコード
C1310  
1:教養 3:全集・双書 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年1月26日
書店発売日
登録日
2017年12月6日
最終更新日
2022年3月3日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

挫折した革命と夢破れたユートピアの記憶に宿るメランコリーは、左翼思想・文化をいかに形づくってきたのか。マルクス、ベンヤミン、ダニエル・ベンサイドらのテクストを背景に、ソ連芸術の諸潮流、ネオレアリズモの諸作品やテオ・アンゲロプロス、クリス・マルケル、ケン・ローチ、パトリシオ・グスマンらのイメージが織りなす喪と再生の左翼史。

目次


第一章 敗者のメランコリー
 敗者とともに遭難
 敗者の左翼
 系 譜
 ヴァルター・ベンヤミンの二律背反
 メランコリックな賭け
第二章 マルクス主義と記憶
 記憶の入口、マルクス主義の出口
 未来の記憶
 神話と記憶
 過ぎ去った未来
第三章 メランコリックな映像──敗北した革命の映画
 映画と歴史(歴史の映像形態)
 戦後の体制復古
 植民地革命
 記憶の場
 赤い影
 スペインの亡霊
 サンティアゴの思い出
 U-トピア
第四章 植民地主義の亡霊
 マルクスと西欧
 ヘーゲル的母型
 歴史なき民
 暴力と反抗
 遺 産
 亀 裂
第五章 時の一致
 ポルトボウ
 パ リ
 マルクスを再解釈する
 共時態──一九四〇年と一九九〇年
 歴史主義
 革 命
 ユートピア
結 論
 
 原 注
 訳者あとがき
 人名索引

著者プロフィール

E.トラヴェルソ  (トラヴェルソ エンツォ)  (

(Enzo Traverso)
1957年、イタリアのガヴィに生まれ、ジェノヴァ大学で現代史を修める。1985-89年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。パリの社会科学高等研究院で、ミシェル・レヴィ教授の指導の下に、社会主義とユダヤ人問題に関する論文で博士号を取得。ナンテール-パリ第10大学の国際現代文献資料館研究員となり、サン・ドゥニ-パリ第8大学や社会科学高等研究院で社会学を講ずる。ピカルディ・ジュール・ヴェルヌ大学教授を経て、現在コーネル大学教授。フランス語で著書・論文を発表し、各種の新聞・雑誌に寄稿している。日本語訳に『ユダヤ人とドイツ』(宇京頼三訳、法政大学出版局)、『マルクス主義者とユダヤ問題』(宇京訳、人文書院)、『アウシュヴィッツと知識人』(宇京訳、岩波書店)、『全体主義』(柱本元彦訳、平凡社新書)がある。

宇京 賴三  (ウキョウ ライゾウ)  (

1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・独仏文化論。著書に、『フランス-アメリカ──この〈危険な関係〉』(三元社)、『ストラスブール──ヨーロッパ文明の十字路』(未知谷)、『異形の精神──アンドレ・スュアレス評伝』(岩波書店)、『仏独関係千年紀──ヨーロッパ建設への道』(法政大学出版局)、訳書に、トラヴェルソ『ユダヤ人とドイツ』(法政大学出版局)、同『マルクス主義者とユダヤ問題』(人文書院)、同『アウシュヴィッツと知識人』(岩波書店)、オッフェ『アルザス文化論』(みすず書房)、同『パリ人論』(未知谷)、ルフォール『余分な人間』(未來社)、同『エクリール』(法政大学出版局)、フィリップス『アイデンティティの危機』(三元社)、同『アルザスの言語戦争』(白水社)、カストリアディス『迷宮の岐路』(法政大学出版局)、同『細分化された世界』(法政大学出版局)、ロレーヌ『フランスのなかのドイツ人』(未來社)、バンダ『知識人の裏切り』(未來社)、トドロフ『極限に面して』(法政大学出版局)、アンテルム『人類』(未來社)、センプルン『ブーヘンヴァルトの日曜日』(紀伊國屋書店)、オルフ=ナータン編『第三帝国下の科学』(法政大学出版局)、フェリシアーノ『ナチの絵画略奪作戦』(平凡社)、リグロ『戦時下のアルザス・ロレーヌ』(白水社)、ソゼー『ベルリンに帰る』(毎日新聞社)、ファーブル=ヴァサス『豚の文化史』(柏書房)、ブラック『IBMとホロコースト』(柏書房)、ボードリヤール/モラン『ハイパーテロルとグローバリゼーション』(岩波書店)、クローデル『大恐慌のアメリカ』(法政大学出版局)、ミシュレ『ダッハウ強制収容所自由通り』(未來社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。