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憲法パトリオティズム
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年9月20日
- 書店発売日
- 2017年9月20日
- 登録日
- 2017年8月4日
- 最終更新日
- 2022年3月3日
書評掲載情報
2018-05-05 |
図書新聞
評者: 馬原潤二 |
2018-02-23 |
週刊読書人
評者: 中道寿一 |
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紹介
ハーバーマスによって提唱された、自由や平等など憲法に含まれる普遍的原理に根ざした社会統合の構想「憲法パトリオティズム」。その政治的かつ思想的な歴史的コンテクストを明らかにする。分断社会と呼ばれる状況で、社会において市民が相互に信頼し、互いを支え合っていこうとする連帯意識が喪失していく状況への危惧のなか、いままさに、憲法とともにある新しい批判理論を提唱する。
目次
序論
概観
第一章 憲法パトリオティズムの略歴
ドイツ人の罪の意識から生まれた憲法パトリオティズム──自由なコミュニケーションから共和主義的忠誠へ
ハーバーマスの憲法パトリオティズム──「合理的な集団のアイデンティティ」に向けて
源泉、補完物、そして連帯
「ドイツの」憲法パトリオティズムにまつわる結果と特色
教授たちの夢……?
第二章 特質なきネーション?──憲法パトリオティズムの理論に向けて
憲法パトリオティズム理論の要点とは何か?──いくつかの社会学的疑問
愛着の対象──普遍的規範と憲法文化について
憲法パトリオティズムは我々のものなのか?──特殊性の要件
愛着とエージェンシー──すべてが両義的か?
憲法パトリオティズムの限界と、リベラル・ナショナリズムとの比較について
もう二つの反論──憲法パトリオティズムは国家主義であるのか、そして市民宗教であるか?
実践的な憲法パトリオティズム?
第三章 ヨーロッパにおける憲法パトリオティズム?──記憶、闘争性、道徳について
教育としての立憲主義と万能薬としての立憲主義?
ヨーロッパの記憶をめぐる神秘和音?
闘争性──「非ヨーロッパ的活動」?
EUの憲法道徳──穏当な提案
後記─それで十分か
謝辞
監訳者あとがき
原注
索引
上記内容は本書刊行時のものです。