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出版文化のなかの浮世絵
発行:勉誠出版
A5判
272ページ
定価
3,800円+税
- 書店発売日
- 2017年10月31日
- 登録日
- 2017年9月14日
- 最終更新日
- 2017年9月14日
紹介
浮世絵はかつて生活のなかにあった。伝存する作品や資料に残る痕跡が、いまなお我々にそのことを伝えてくれる。絵画表現の展開や絵師の栄枯盛衰、流行やそれとともにある営利・経済、印刷・造本の模倣と創意工夫、出版流通の具体相…。
比類なき書物への愛に満ちた論者たちに導かれ、浮世絵という多色刷りの文化遺産を時代の営みのなかに捉え返していく。
目次
『出版文化のなかの浮世絵』刊行に寄せて セインズベリー日本藝術研究所統括役所長 水鳥真美
例 言 鈴木俊幸
中国からの絵入本を翻案する―日本国内市場に向けて エリス・ティニオス
版と刷を重ねた長期ベストセラー―都名所図会を事例として クリスチャン・デュンケル
錦絵成立の一考察 松村真佐子
鈴木春信画「座鋪八景」の成立と継承 松村真佐子
巨匠浮世絵師を再評価する マティー・フォラー
浮世絵の流通回路 鈴木俊幸
書籍業者の営業文書 鈴木俊幸
本書の刊行に寄せて 中央大学文学部教授・前副学長 若林茂則
執筆者一覧
上記内容は本書刊行時のものです。