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里海学のすすめ 鹿熊信一郎(編集) - 勉誠出版
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里海学のすすめ 人と海との新たな関わり

発行:勉誠出版
A5判
364ページ
定価 4,200円+税
ISBN
9784585260028
Cコード
C1062
教養 単行本 水産業
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年3月26日
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紹介

人が積極的にかかわることで身近な海を豊かにする「里海」という日本発の発想は、今なぜ世界に広がり、注目されているのか?
沖縄県恩納村と白保、高知県柏島、岡山県日生、インドネシア、フィジー、フロリダなど多彩な里海の事例を通じて、人と海とのつながりを深め、里海を創りだすためのみちすじを考える。

目次

はじめに 鹿熊信一郎

序章 里海とはなにか 鹿熊信一郎・柳哲雄・佐藤哲

Ⅰ 里海概念の意義と里海創生活動の広がり
第1章 里海概念の世界的インパクト―原生的自然保護を越えて Michael Crosby
第2章 里海創生の歴史 柳哲雄

Ⅱ 直接人の手をかけて生態系機能を高める
第3章 海垣を創って生物多様性を高める―沖縄県白保 上村真仁・Annie Claus
第4章 藻場を再生させて魚を増やしカキを養殖する―岡山県日生 柳哲雄
第5章 マングローブ植林と多栄養段階養殖で放棄池地域を復興する―インドネシア・西ジャワ S. Suhendar/Tetsuo Yanagi

Ⅲ 海の資源を豊かにする
第6章 サンゴ礁の資源を管理する―沖縄県沖縄市 柳田一平・鹿熊信一郎
第7章 裸足の生態学者が干潟の資源を守る―スペイン・ガリシア Gonzaro Macho
第8章 海洋保護区ネットワークで資源を守る―フィジー Jokim Kitolelei/Shinichiro Kakuma

Ⅳ 人と海のつながりを紡ぐ
第9章 モズク養殖とサンゴ礁再生で地方と都市をつなぐ―沖縄県恩納村 比嘉義視・竹内周・家中茂
第10章 ダイバーと漁業者が協働して里海を創る―高知県柏島 神田優・清水万由子
第11章 レジデント型研究機関が地域と外の世界をつなぐ―アメリカ・フロリダ Michael Crosby

終章 里海が拓く未来 鹿熊信一郎・柳哲雄・佐藤哲
おわりに 佐藤哲

著者プロフィール

鹿熊信一郎  (カクマ シンイチロウ)  (編集

1957年東京都生まれ。沖縄県海洋深層水研究所所長。1980年東京水産大学(現東京海洋大学)卒業後、沖縄県に入庁。水産関係の行政、普及、研究の部署を経て現職。学術博士。専門は水産資源管理。研究フィールドは沖縄とアジア太平洋島嶼国。これまでに、フィジー、フィリピンを中心に、12カ国の村落主体沿岸資源管理を調べてきた。
1990年代後半、沖縄県水産試験場で海洋物理関係の仕事をしていた頃、柳哲雄と知り合った。柳の里海概念に共感し、以後ずっと支持し続けている。

柳哲雄  (ヤナギ テツオ)  (編集

1948年生まれ。(公財)国際エメックスセンター・特別研究員。専門は沿岸海洋学。1960年頃以来、瀬戸内海の潮汐・潮流・物質輸送の研究を通じ、漁民の希望が「美しい海を!」から「豊かな海を!」に変わってきたので、海洋研究者として彼らの希望をかなえるために「里海」という概念を考え、その実現のために何をすればよいかを考えてきている。

佐藤哲  (サトウ テツ)  (編集

1955年北海道生まれ。愛媛大学社会共創学部教授。総合地球環境学研究所名誉教授。1985年上智大学大学院理工学研究科生物科学専攻修了(理学博士)。マラウィ湖など東アフリカ大湖群の魚類と人々のかかわりに関する研究を30年にわたって継続し、2012年から2017年には総合地球環境学研究所「地域環境知形成による新たなコモンズの創生と持続可能な管理」プロジェクト(地域環境知プロジェクト)のプロジェクトリーダーを務める。
世界各地で人と自然のかかわりを紡ぎなおすための科学のありかたを探究している。

上記内容は本書刊行時のものです。