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対立する国家と学問 福井憲彦(編集) - 勉誠出版
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対立する国家と学問 (タイリツスルコッカトガクモン) 危機に立ち向かう人文社会科学 (キキニタチムカウジンブンシャカイカガク)

社会一般
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発行:勉誠出版
四六判
280ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-585-23061-8   COPY
ISBN 13
9784585230618   COPY
ISBN 10h
4-585-23061-0   COPY
ISBN 10
4585230610   COPY
出版者記号
585   COPY
Cコード
C1030  
1:教養 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年12月8日
最終更新日
2017年12月8日
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紹介

文学部廃止論がメディアで取り沙汰されてから、人文社会科学へのまなざしが一層変化してきている。その発端は2015年6月に出された文部科学大臣の人文社会科学・縮小再編を指示する通知。
政府が向けるまなざしは、本当に日本の人文社会科学の衰退を表しているのか? 実態はどうなっているのか?
また、この時代の流れから導き出される未来の「知」は、どのようなものになるのか? 
本書では7人の各分野の識者が、それぞれの視野から人文社会科学の危機を論ずる。これまでの一連の「文学部廃止論」の実相を大学論や制度論を絡めて取り上げ、さらに人文社会科学の本来の知のあり方や未来像の提示にまで進む。
この人文社会科学の危機の時代を乗り越え、さらに新たな可能性を見出すための思考の武器となるものを目指す。

目次

はじめに
岐路に立つ日本の大学と科学 池内了
大学改革における統治性─官僚制と市場のレトリックをめぐって 重田園江
宗教的なものの軌跡から見る現代社会の危機―日仏比較を通して 伊達聖伸
日本の人文─社会─学の危機と哲学 渡名喜庸哲
歴史学になにができるか─交差する日仏近世史の現場から 高澤紀恵
歴史的視野のなかで現在を相対化するために 福井憲彦
あとがき

著者プロフィール

福井憲彦  (フクイ ノリヒコ)  (編集

学習院大学名誉教授、公益財団法人日仏会館理事長。専門は西洋史学。
主な著作に、『近代ヨーロッパの覇権』(講談社学術文庫、2017年)、『近代ヨーロッパ史―世界を変えた19世紀』(ちくま学芸文庫、2010年)、『歴史学入門』(岩波書店、2006年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。