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前近代の日本と東アジア
発行:勉誠出版
A5判
240ページ
定価
2,400円+税
- 書店発売日
- 2017年9月30日
- 登録日
- 2017年9月14日
- 最終更新日
- 2017年9月14日
紹介
対外関係史を軸に、日本史・東洋史、また古代・中世・近世という枠組を越えて大きな業績を残した歴史学者・石井正敏。
虚心に史料と対峙し、史料そのものの声を真摯に十全に記述するその方法論は、歴史学の根本を示し、また、時代区分や領域という既存の枠組みを問い直すものであった。
石井正敏の歴史学はわれわれに、そして今後の歴史学に何を残し、伝えているのか―。
碩学の学的遺産と第一線の研究者との対話から、石井正敏の学問の位置、そしてその継承と展開について多角的に論じる。
目次
はしがき―刊行の経緯と意義 村井章介
Ⅰ 総論
対外関係史研究における石井正敏の学問 榎本渉
石井正敏の史料学―中世対外関係史研究と『善隣国宝記』を中心に 岡本真
三別抄の石井正敏―日本・高麗関係と武家外交の誕生 近藤剛
「入宋巡礼僧」をめぐって 手島崇裕
Ⅱ 諸学との交差のなかで
石井正敏の古代対外関係史研究―成果と展望 鈴木靖民
『日本渤海関係史の研究』の評価をめぐって―渤海史・朝鮮史の視点から 古畑徹
中国唐代史から見た石井正敏の歴史学 石見清裕
中世史家としての石井正敏―史料をめぐる対話 村井章介
中国史・高麗史との交差―蒙古襲来・倭寇をめぐって 川越泰博
近世日本国際関係論と石井正敏―出会いと学恩 荒野泰典
Ⅲ 継承と発展
日本渤海関係史―宝亀年間の北路来朝問題への展望 浜田久美子
大武芸時代の渤海情勢と東北アジア 赤羽目匡由
遣唐使研究のなかの石井正敏 河内春人
平氏と日宋貿易―石井正敏の二つの論文を中心に 原美和子
日宋貿易の制度 河辺隆宏
編集後記 川越泰博
上記内容は本書刊行時のものです。