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ふつうをつくる 暮らしのデザイナー 桑澤洋子の物語 沢良子(著/文) - 美術出版社
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ふつうをつくる 暮らしのデザイナー 桑澤洋子の物語 (フツウヲツクルクラシノデザイナークワサワヨウコノモノガタリ)

芸術
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発行:美術出版社
A5変型判
272ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-568-22137-4   COPY
ISBN 13
9784568221374   COPY
ISBN 10h
4-568-22137-4   COPY
ISBN 10
4568221374   COPY
出版者記号
568   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年12月18日
最終更新日
2018年1月19日
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紹介

ふつうの人の「より良い生活」を提案した服飾デザイナー桑澤洋子(1910-77)。戦中の勤労服から、戦後はユニフォームやふだん着を手がけるなど、現在につながる衣服のデザインシステムをつくり上げました。また、桑沢デザイン研究所、東京造形大学を創立し、亀倉雄策、田村茂、佐藤忠良、勝見勝、河野鷹思らと共に当時のデザイン界を牽引する教育者としての活動もみせた桑澤洋子。
幼少期の出来事、働く女性としての生き方、デザインへの熱い想いが伝わるエピードなど、彼女の生涯を通じて、その活動と思想がわかる1冊です。

◎アーティスト
桑澤洋子(くわさわ・ようこ)
1910年東京神田生まれ、1977年没。
建築雑誌『住宅』記者を経て、『婦人画報』の編集に関わるも第二次世界大戦勃発。戦時中は洋裁を学び、1942年婦人画報社を退社、「桑澤服飾工房」を開店するも空襲に合い消失。終戦後は、服飾デザイナーとして『婦人画報』をはじめ各誌に洋裁、スタイルの提案を寄せる。ふつうの人の「より良い生活のために」を指針に、工場の作業衣、ユニフォーム、制服のデザインや、百貨店の既製服コーナー設置提案、オリンピック東京大会の運営要員ユニフォームなども手がけた。また、1954年戦後初のデザイン教育学校「桑沢デザイン研究所」を設立、後「東京造形大学」を開校するなど教育者としての活動も現在に続いている。

目次

はじめに 飛翔
第1章 神田川のほとりで
第2章 家族の思い出と絆
第3章 着もの姿から、モガスタイルへ
第4章 ジャーナリストの眼、手、足
第5章 戦時の服飾デザイナーデビュー
第6章 焼跡、洋裁教育、そしてデザインへ
第7章 生活の風景、社会の風景が変わる
第8章 モダン・デザインの光と影のはざまで
第9章 素直にひたむきに
おわりに 大地へ 
[参考資料]桑澤洋子関連年譜/本書のなかの主要人物/桑澤洋子の教育活動/桑沢デザイン研究所創立アルバム 発起人の寄せ書きより

著者プロフィール

沢良子  (サワリョウコ)  (著/文

福島県会津若松市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)博士課程満期退学。東京造形大学造形学部教授(2018年3月まで)。主な著書『桑沢洋子とデザイン教育の軌跡』(桑沢文庫4、2005年)、『桑沢洋子 ふだん着のデザイナー展』図録(桑沢文庫6、2007年)、『タウトが撮ったニッポン』(武蔵野美術大学出版局、2007年)、『タウト建築論講義』(共訳、鹿島出版会、2015年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。