版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
サミュエル・ベケット 高橋 康也(著/文) - 白水社
..
【利用不可】

サミュエル・ベケット (サミュエルベケット)

新書
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:白水社
新書判
222ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-560-72132-2   COPY
ISBN 13
9784560721322   COPY
ISBN 10h
4-560-72132-7   COPY
ISBN 10
4560721327   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0298  
0:一般 2:新書 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年8月29日
最終更新日
2017年10月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2017-12-17 東京新聞/中日新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

第一人者によるベケット入門
「ぼくは『道化』に視点を定めて、ベケットの世界を見つめようとした。
恐ろしさと滑稽さがいわくいいがたく一つに重なっている。
そこにベケット文学の要諦があると信じたからだった」(本書より)
いつの時代にも、新しい読者を獲得し続ける稀有な作家、サミュエル・ベケット。ゴドーとは何者なのか。ベケットの半生とその時代を辿りつつ、〈道化〉の誕生から終末までを代表作を中心に読み解く。
祖国喪失や使用言語の問題、第二次世界大戦時に参加した抵抗運動の影響について、チャップリンの道化やデカルトとの違いなど、要点を押さえられている。『ゴドーを待ちながら』の着想と小説三部作(『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』)との関連も詳述され、ベケットの全体像がよくわかる。
著者によるベケット追悼文と吉岡実の関連エッセイを併録。解説・宇野邦一。

著者プロフィール

高橋 康也  (タカハシ ヤスナリ)  (著/文

1932年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。英文学専攻。東京大学名誉教授。国際シェイクスピア学会副会長、日本英文学会会長、日本シェイクスピア協会会長を歴任し、日英文化交流への貢献を称えられて、英国よりCBE勲章を受章。シェイクスピアおよびベケット研究の第一人者。2002年没。主要著書:『ノンセンス大全』(晶文社)、『道化の文学』(中央公論新社)、『まちがいの狂言』(白水社)、『ベケット大全』(共編著、白水社)、『橋がかり』(岩波書店)ほか。主要訳書:ベケット『ゴドーを待ちながら』(共訳)、『勝負の終わり/クラップの最後のテープ』、『しあわせな日々/芝居』、『マロウンは死ぬ』、『ベケット戯曲全集』全三巻(共訳)、『消尽したもの』(共訳)、『ワット』、『ジョイス論/プルースト論』(共訳)ノウルソン『ベケット伝』上・下(共訳、以上白水社)キャロル『不思議の国のアリス』(共訳・河出文庫)ワーグナー『ニーベルングの指環』(共訳・新書館)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。