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ブラック・フラッグス(上)
「イスラム国」台頭の軌跡
発行:白水社
四六判
260ページ
定価
2,300円+税
- 書店発売日
- 2017年7月27日
- 登録日
- 2017年6月6日
- 最終更新日
- 2017年7月21日
書評掲載情報
2017-10-01 |
読売新聞
朝刊 評者: 稲泉連(ノンフィクションライター) |
2017-09-23 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 保坂修司(日本エネルギー経済研究所研究理事) |
2017-09-10 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 宮田律(現代イスラム研究センター理事長) |
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紹介
ピュリツァー賞受賞作!
2013年、ISILの指導者バグダディがカリフを自称し、イスラム国(IS)の「国家」樹立を宣言。このISの前身である「イラクのアルカイダ」は2004年、ヨルダン生まれの悪名高いイスラーム主義者ザルカウィによって設立された。
本書は、ザルカウィとその後継者を中心に、ISが生まれた背景から現在に至るまでを詳細に描いたノンフィクションである。街のチンピラがアルカイダとつながって国際的なテロ組織を主導するようになった背景には何があったのか。イラクのフセイン政権打倒に走った米国失策の誘因とは――。200人を超える関係者らの生々しい証言と精緻な裏づけにより構成され、丁寧な人物描写と複雑にからみ合った相関関係から、組織の構造や事件・事象の全体像を鮮やかに浮かび上がらせる。
中東取材20年のジャーナリストが独自の人脈を駆使し、スパイ小説さながらの手に汗握る筆致でISの変遷と拡大の背景を描き切った、調査報道の白眉。
上記内容は本書刊行時のものです。