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新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム
発行:白水社
四六判
302ページ
定価
3,000円+税
- 書店発売日
- 2018年3月2日
- 登録日
- 2017年12月26日
- 最終更新日
- 2018年2月21日
書評掲載情報
2018-12-01 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 小野正嗣(作家) |
2018-04-14 |
朝日新聞
朝刊 評者: 桜庭一樹(小説家) |
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紹介
前代未聞の、笑える「沈黙劇」。
田舎道。木が一本。夕暮れどき。ウラジミール(ジジ)とエストラゴン(ゴゴ)という二人組のホームレスが、救済者ゴドーを待ちながら、ひまつぶしに興じている───『ゴドーを待ちながら』。
なにもかも失われていく「最後の物たち」の世界で、盲目のハムが、召使クロヴに暴君として振る舞っている───『エンドゲーム』。
*
本全集の監修者代表の岡室美奈子氏もいうとおり、〈ベケット作品の言葉は決して抽象的で小難しいものではなく、むしろリアルな身体感覚をベースにした情感豊かな台詞が多く、笑いのエッセンスも散りばめられている。新訳では、ベケット作品が本来持っているそうした魅力が伝わり、かつ、二十一世紀を生きる私たちの身体や言語の感覚に馴染むよう、日常的な現代口語を用いてわかりやすく訳した〉(本書「はじめに」より)ことで、ベケットが、わかるようになってきます!
不条理演劇の最高傑作が楽しめる「ゴドー」と、チェスの終盤戦になぞらえられる「勝負の終わり」の新訳を2 in 1で収録。前代未聞の笑える「沈黙劇」を、わかりやすく明快な翻訳でお届けします。
上記内容は本書刊行時のものです。