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ピカソⅢ ジョン・リチャードソン(著/文) - 白水社
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ピカソⅢ (ピカソ) 意気揚々 1917-1932 (イキヨウヨウ)

芸術
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発行:白水社
菊判
704ページ
定価 15,000円+税
ISBN
978-4-560-09253-8   COPY
ISBN 13
9784560092538   COPY
ISBN 10h
4-560-09253-2   COPY
ISBN 10
4560092532   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年3月28日
最終更新日
2017年5月12日
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紹介

ピカソ伝の最高峰、円熟の第3巻!
 現在も執筆の続くピカソ伝の第3巻。キュビスム全盛期を扱った第2巻に続き、本書は初めてピカソが関わったバレエ『パラード』で幕を開ける。
 1917年2月、ピカソはコクトーとともにロシア・バレエ団の戦時中の拠点ローマに向かう。舞台装置の制作の傍ら、ナポリを初めて訪れたピカソは大きな感銘を受けた。
 5月、パリのシャトレ座で初日を迎えた『パラード』は観客の度肝を抜き、賛否両論を巻き起こす。ピカソはその後も『三角帽子』『プルチネルラ』等の舞台美術を次々と手がけ、自身の創作にも変化が生じていく。
 1918年夏、ピカソはバレエ団のダンサー、オルガと結婚。新古典主義時代を迎え、名実ともに巨匠への道を歩み始めるが、1927年パリの百貨店で16歳の少女マリー=テレーズを見初め、新たなミューズとの出会いは絵画、彫刻ともに大きな実りをもたらした。スペイン内戦が間近に迫るなか、《ゲルニカ》の前触れとなる傑作が次々と描かれていく。
 オルガ、マリー=テレーズに関するこれまでの通説を覆し、二人がピカソの作品に与えた影響の意味に新たな解釈の可能性を開いた章は本書の白眉といえる。ファン必携の最新刊!

著者プロフィール

ジョン・リチャードソン  (リチャードソン)  (著/文

英国の美術史家。1924年ロンドン生まれ。41年スレード校に入学、美術を学ぶ。49年、蒐集家のダグラス・クーパーとともに南仏に移住。アヴィニョン近郊のシャトー・ド・カスティーユを、キュビスム絵画のコレクションを収蔵する私設美術館として共同所有する。その後十年間にわたり南仏に居を定め、ピカソ、ブラック、レジェ、コクトーらと親交を結びながら本評伝の一部となるピカソの作品分析に着手。60年代前半、ニューヨークへ移住。美術品オークション・ハウス、クリスティーズがアメリカに進出する際の責任者として迎えられ、62年のピカソ大回顧展をはじめとするさまざまな展覧会を企画する。80年以降、著述に専念する決意を固め、全四巻のピカソ伝の第一巻を91年に刊行。同年のウィットブレット賞伝記部門を受賞、五部門の最優秀作品に選ばれた。1993年英国学士院に選ばれ、2011年フランス芸術文化勲章、12年には大英帝国勲章KBEを受章。邦訳に『マネ(アート・ライブラリー)』(共著、西村書店)。

木下 哲夫  (キノシタ テツオ)  (翻訳

1950年生まれ。京都大学経済学部卒。翻訳家。訳書に、S・N・バーマン『画商デュヴィーンの優雅な商売』(筑摩書房)、T・シュヴァリエ『真珠の耳飾りの少女』『貴婦人と一角獣』、A・ベイリー『フェルメール デルフトの眺望』、J・リチャードソン『ピカソⅠ 神童』『ピカソⅡ キュビストの叛乱』、R・社タック『祝宴の時代』(以上、白水社)、C・トムキンズ『マルセル・デュシャン』、S・プリドー『ムンク伝』(以上、みすず書房)、D・ホックニー『秘密の知識』(青幻舎)、『ジョナス・メカス ノート、対話、映画』(せりか書房)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。