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ポーランドのボクサー エドゥアルド・ハルフォン(著/文) - 白水社
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エクス・リブリス

ポーランドのボクサー

発行:白水社
四六判
289ページ
定価 2,600円+税
ISBN
9784560090459
Cコード
C0097
一般 単行本 外国文学小説

出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年3月25日
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紹介

グアテマラ出身の鬼才による初の日本オリジナル短篇集
 ポーランド生まれの祖父の左腕には、色褪せた緑の5桁の数字があった――アウシュヴィッツを生き延び、戦後グアテマラにたどり着いた祖父の数奇な物語をめぐる表題作ほか、異色の連作12篇。
 「彼方の」――グアテマラシティの大学で短篇小説の授業を講じる「私」は、隠れた詩才をもつ学生フアン・カレルと出会うが、ある日を境にフアンは突然授業に出てこなくなる。彼の身を案じる「私」は、フアンの実家を訪ねて先住民の村に向かう。
 「エピストロフィー」――アンティグアで開かれた文化フェスティバルで、「私」はセルビア人ピアニストのミラン・ラキッチと知り合う。自由な精神の持ち主であるミランの演奏に魅了された「私」は、彼がジプシーの血を引いていることを知る。
 世界のさまざまな土地を舞台とする各短篇に共通するのは、著者と思しき語り手が登場し、少数派として生きる人々との出会いを通じて自らのルーツとアイデンティティを探求するという点である。「ハルフォンは語られた内容や意味そのものよりも『語る』(あるいは『騙る』)という行為自体に、言うなれば文学的真実のメカニズムそのものに取り憑かれているようだ。」(「訳者あとがき」より)

著者プロフィール

エドゥアルド・ハルフォン  (ハルフォン)  (著/文

1971年グアテマラシティ生まれ。父方、母方ともユダヤ系アラブ人のルーツを持ち、父方の祖父はレバノン出身のセファルディ系、母方の祖父はポーランド出身のアシュケナージ系。10歳のとき、一家でアメリカに移住。ノースカロライナ州立大学工学部で学ぶ。卒業後グアテマラに戻り、フランシスコ・マロキン大学で文学の教鞭を執りながら執筆活動を開始、現在に至る。2007年、コロンビア、ボゴタ市で開催されたHay Festivalで「39歳以下のラテンアメリカ文学注目作家」の一人に選ばれる。2008年に刊行したEl Boxeador Polacoが国際的な注目を集め、英語など5か国語に翻訳された。その一篇をもとに書き上げられた中篇La Pirueta(2010年)は2009年度ホセ・マリア・デ・ペレーダ賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。