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ヒトラー(上)
1889-1936 傲慢
発行:白水社
A5判
802ページ
定価
8,000円+税
- 書店発売日
- 2015年12月27日
- 登録日
- 2015年10月29日
- 最終更新日
- 2015年12月28日
書評掲載情報
2017-07-02 |
毎日新聞
朝刊 評者: 佐藤優(作家、元外務省主任分析官) |
2016-12-11 |
毎日新聞
朝刊 評者: 鹿島茂(明治大学教授・仏文学) |
2016-08-14 |
産經新聞
朝刊 評者: 大江和弘(小学館「大辞泉」副編集長) |
2016-07-10 |
朝日新聞
朝刊 評者: 保阪正康(ノンフィクション作家) |
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紹介
ヒトラー研究の金字塔!
本書(全2巻)は、歴史における個人と社会構造の双方を重視しており、従来のヒトラー研究にありがちな、ヒトラーを「悪」としたうえで、それを中心にナチ時代を再構成するアプローチは採らない。一見、ヒトラーの個人的性格から生じたかにみえる破壊衝動も、社会構造史の研究成果を踏まえつつ、ナチ体制の本質に規定されたものとして捉えている。そして、ヒトラーに無制限な権力を委ね、それを維持させた複雑な政治・社会構造を、さまざまな逸話を織り交ぜて解き明かしていく。その筆致は、読者を惹きつけてやまない、ある種の「サスペンス」に満ちており、まさに英国の歴史家らしい、物語的な書きぶりといえるだろう。本書がヒトラー伝の「決定版」と評価されるのは、根底に著者の長年にわたる徹底した史料渉猟があり、ドイツ史を知り尽くした歴史家ならではの、冷静かつ精密な分析、目配りの効いた記述ゆえだろう。
本書上巻は、ヒトラーの誕生から独裁成立までの前半生を活写。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的権威による圧巻の評伝。世界28ヵ国で刊行、ロングセラーを記録、待望の邦訳!
目次
凡例
序文
謝辞
ヒトラー省察
第1章 夢と挫折
第2章 転落
第3章 高揚と憤激
第4章 才能の発見
第5章 ビアホールの扇動家
第6章 「太鼓たたき」
第7章 指導者(フューラー)の登場
第8章 運動の掌握
第9章 躍進
第10章 権力に向かって
第11章 独裁体制の確立
第12章 権力の全面的掌握
第13章 総統のために
口絵写真一覧
参考文献
原注
略語一覧
主要人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。