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林ヲ営ム
木の価値を高める技術と経営
- 書店発売日
- 2017年10月20日
- 登録日
- 2017年8月11日
- 最終更新日
- 2017年10月27日
紹介
日本林業の実態を明らかにし、育林・造材の各段階で選別(ソート)を徹底、木の価値を高める各地の林家の技術と経営、木材マーケティングの要諦を丁寧に紹介。木を大切に育て続ける林業にこそ未来があることを示す。
目次
プロローグ――ある林家の営みから
第1章 木の価値を高めて林業を元気にする
1 林業は「ソート」を担えるか
2 良質材のマーケットを拡大する
3 「品質の安定供給」を目指す
第2章 価値の高い木を育てる
1 答えは山にある
2 究極のソート――吉野の形付け
木の寿命まで育てる――岡橋清元さん(山主・奈良県吉野町)
垢抜けた山をつくる――小久保昌巳さん(山守・奈良県川上村)
育林は生活そのもの――民辻善博さん(山守・奈良県川上村)
3 撫育一筋30余年――譲尾一志さん(兵庫県豊岡市)
4 挑戦し続ける林業経営――速水林業(三重県紀北町)
5 良い山づくりが良い人材を集める
6 丸太は商品――ポイントは造材
第3章 木を育て続ける――「自伐林家」という生き方
1 「自伐は儲かる」のか?
2 自伐林家の営み
林業で食べ続けるための技術と経営――菊池俊一郎さん(愛媛県西予市)
雪に強い優良大径材を次代に託す――八杉健治さん(福井県福井市)
木材と花卉の複合経営で活路を開く――大江俊平さん・英樹さん(和歌山県田辺市)
父祖から受け継いだ山を守る――奥山総一郎さん(岡山県真庭市)
「晩生の木」を育て続ける――栗屋克範さん(熊本県山都町)
第4章 木の価値を高める木材マーケティング
1 製材品はなぜ売れないのか
2 ユーザーアクセスのあり方を考える
3 木材のスタンダードを機能させる
4 良質な無垢材利用へのインセンティブを高める
5 木材業界の人材を育成する
エピローグ――じいちゃんの山仕事
上記内容は本書刊行時のものです。