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内因性うつ病からの回復
精神科医が自ら綴る症例報告
- 書店発売日
- 2014年9月24日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
目次
はじめに
一 過去に罹患した病気(既往歴)
二 家族模様(家族歴)
三 生まれついた性格(病前性格)
四 自分が歩んだ道程(生活歴)
1 農家の二男坊
2 対人恐怖症
3 医学生のころ
4 インターン生活
5 精神医学教室への入局とその後
6 金沢大学精神科への内地留学
7 学会紛争
8 講師・助教授時代のこと
9 大学生活との決別
10 私立病院の院長になって
11 最近の安定期
五 内因性うつ病の病状経過(現病歴)
1 筆者のうつ病の場合
2 各病相期の症状経過
3 最近の安定期
第二部 内因性うつ病で気づいたこと――――――――――――――――――――――
第一章 内因性うつ病の生気悲哀
一 生気悲哀とは
二 筆者が体験した六病相の生気悲哀の要約
1 第一病相
2 第二病相
3 第三病相
4 第四病相
5 第五病相
6 第六病相
三 考 察
1 生気悲哀の診断基準
2 筆者の六病相に見られた生気悲哀
3 心気症と生気悲哀
4 仮面うつ病
5 各病相期における症状の同一性
四 まとめ
第二章 制止・仮性認知症・微小妄想について
一 はじめに
二 筆者のうつ病相における精神病像要約
三 考 察
1 制止(抑制)
2 仮性認知症
3 思考制止(抑制)とうつ病性仮性認知症
4 仮性認知症と真性認知症
5 仮性認知症と微小妄想
第三章 うつ病と自殺企図
一 行為前の精神状態
二 筆者のうつ病期における自殺心理
1 自殺の諸相
2 うつ病者の自殺心理
三 本論を書きつつ考えたこと
第四章 内因性うつ病時の病識
一 病識の一般論
二 内因性うつ病の病識
三 うつ病時の筆者の病識
第三部 内因性うつ病の疾病開示と職場復帰―――――――――――――――――――
一 疾病の開示
1 職場復帰前の行動
2 職場復帰後の行動
3 疾病開示の結果
4 予後に及ぼす諸要因
二 疾病の受容
第四部 内因性うつ病の治療―――――――――――――――――――――――――――
第一章 内因性うつ病の薬物療法――医者が患者になるとき
一 抗うつ剤について
二 第一病相期の治療過程
三 第二病相期の治療過程
四 第三病相期と第四病相期の経過
五 第五病相期の治療過程
六 第六病相の治療過程
七 筆者における薬物療法と医者が患者になったときの問題点
第二章 修正型電気けいれん療法の後遺症と回復経過
一 はじめに
二 修正型電気けいれん療法
1 m-ECT終了後の回復過程要約
2 日記に先立って
3 筆者の日記
4 妻の日記
三 考 察
1 修正型電気けいれん療法の有害事象
2 m-ECTの有害事象であるせん妄と記憶障害および躁状態
四 おわりに
第三章 うつ病の小精神療法――笠原嘉先生に倣って
一 急性期(病相期)(入院と外来を含む)
二 亜急性期(急性期が終わり気分、意欲、関心などが日常生活可能まで回復した時期)
三 社会復帰期
四 家族や面会者への指示
五 職場の上司に対して
あとがき――わが心の軌跡をたどって
上記内容は本書刊行時のものです。