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内因性うつ病からの回復 田中恒孝(著/文) - 日本評論社
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内因性うつ病からの回復 (ナイインセイウツビョウカラノカイフク) 精神科医が自ら綴る症例報告 (セイシンカイガミズカラツヅルショウレイホウコク)

医学
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発行:日本評論社
四六判
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-535-98410-3   COPY
ISBN 13
9784535984103   COPY
ISBN 10h
4-535-98410-7   COPY
ISBN 10
4535984107   COPY
出版者記号
535   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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目次

  はじめに  
  一 過去に罹患した病気(既往歴)  
  二 家族模様(家族歴)  
  三 生まれついた性格(病前性格)
  四 自分が歩んだ道程(生活歴)
    1 農家の二男坊
    2 対人恐怖症
    3 医学生のころ
    4 インターン生活
    5 精神医学教室への入局とその後
    6 金沢大学精神科への内地留学
    7 学会紛争
    8 講師・助教授時代のこと
    9 大学生活との決別
    10 私立病院の院長になって
    11 最近の安定期
  五 内因性うつ病の病状経過(現病歴)
    1 筆者のうつ病の場合
    2 各病相期の症状経過
    3 最近の安定期

第二部 内因性うつ病で気づいたこと――――――――――――――――――――――

第一章 内因性うつ病の生気悲哀
  一 生気悲哀とは
  二 筆者が体験した六病相の生気悲哀の要約
    1 第一病相
    2 第二病相
    3 第三病相
    4 第四病相
    5 第五病相
    6 第六病相
  三 考  察
    1 生気悲哀の診断基準
    2 筆者の六病相に見られた生気悲哀
    3 心気症と生気悲哀
    4 仮面うつ病
    5 各病相期における症状の同一性
  四 まとめ

第二章 制止・仮性認知症・微小妄想について
  一 はじめに
  二 筆者のうつ病相における精神病像要約
  三 考  察
    1 制止(抑制)
    2 仮性認知症
    3 思考制止(抑制)とうつ病性仮性認知症
    4 仮性認知症と真性認知症
    5 仮性認知症と微小妄想

第三章 うつ病と自殺企図
  一 行為前の精神状態
  二 筆者のうつ病期における自殺心理
    1 自殺の諸相
    2 うつ病者の自殺心理
  三 本論を書きつつ考えたこと

第四章 内因性うつ病時の病識
  一 病識の一般論
  二 内因性うつ病の病識
  三 うつ病時の筆者の病識

第三部 内因性うつ病の疾病開示と職場復帰―――――――――――――――――――

  一 疾病の開示
    1 職場復帰前の行動
    2 職場復帰後の行動
    3 疾病開示の結果
    4 予後に及ぼす諸要因
  二 疾病の受容

第四部 内因性うつ病の治療―――――――――――――――――――――――――――
第一章 内因性うつ病の薬物療法――医者が患者になるとき
  一 抗うつ剤について
  二 第一病相期の治療過程
  三 第二病相期の治療過程
  四 第三病相期と第四病相期の経過
  五 第五病相期の治療過程
  六 第六病相の治療過程
  七 筆者における薬物療法と医者が患者になったときの問題点

第二章 修正型電気けいれん療法の後遺症と回復経過
  一 はじめに
  二 修正型電気けいれん療法
    1 m-ECT終了後の回復過程要約
    2 日記に先立って
    3 筆者の日記
    4 妻の日記
  三 考  察
    1 修正型電気けいれん療法の有害事象
    2 m-ECTの有害事象であるせん妄と記憶障害および躁状態
  四 おわりに

第三章 うつ病の小精神療法――笠原嘉先生に倣って
  一 急性期(病相期)(入院と外来を含む)
  二 亜急性期(急性期が終わり気分、意欲、関心などが日常生活可能まで回復した時期)
  三 社会復帰期
  四 家族や面会者への指示
  五 職場の上司に対して

    あとがき――わが心の軌跡をたどって

著者プロフィール

田中恒孝  (タナカツネタカ)  (著/文

松南病院名誉院長

上記内容は本書刊行時のものです。