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手錠腰縄による人身拘束 山下 潔(著/文) - 日本評論社
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【利用不可】

手錠腰縄による人身拘束 (テジョウコシナワニヨルジンシンコウソク) 人間の尊厳の確保の視点から (ニンゲンノソンゲンノカクホノシテンカラ)

社会科学
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発行:日本評論社
A5判
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-535-52279-4   COPY
ISBN 13
9784535522794   COPY
ISBN 10h
4-535-52279-0   COPY
ISBN 10
4535522790   COPY
出版者記号
535   COPY
Cコード
C3032  
3:専門 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年6月6日
最終更新日
2017年7月20日
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目次

第1章 監獄法・刑事収容施設法と手錠腰縄

1 監獄法

 (1) 監獄法は明治41年10月1日施行

 (2) 監獄法19条

 (3) 新憲法と監獄法

 (4)「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」の導入

2 新憲法と手錠腰縄と代用監獄

 (1) 刑事収容施設法78条

 (2) 刑事収容施設法78条についての国会(参議院)における審議



第2章 代用監獄制度と国際自由権規約(条約)の国内適用

1 代用監獄と国際人権法

2 手錠を施されたままの取調べにおける自白

3 被疑者の取調べと代用監獄

 (1) 刑事収容施設法15条

 (2) 勾留期間の非人道性

 (3) 警察官による供述調書の作成

 (4) 日本の冤罪事件と代用監獄



第3章 「市中引廻し」の路上における手錠腰縄の人身拘束

1 大阪弁護士会人権擁護委員会人権侵害申告事件(その1)

2 大阪弁護士会人権擁護委員会人権侵害申告事件(その2)

3 東京地裁判決(平成5年10月4日判決)



第4章 検察官室における手錠をかけたままの被疑者の取調べ

1 はじめに

2 施錠したままの取調べの制度的経緯

 (1) 旧刑事訴訟法下における施錠したままの取調べ

 (2) 新刑事訴訟法下における施錠したままの取調べ

3 自白の任意性に関する判例の検討

 (1) 東京高裁判決(昭和37年6月25日)

 (2) 最高裁判決(昭和38年9月13日)

 (3) 東京地裁判決(昭和40年5月29日)

4 運用の実際とその問題点

 (1) 地方検察庁の実情

 (2) 拘置所側の態度

5 おわりに



第5章 病院施設内の手錠腰縄の連行

1 事件の概要

2 問題の所在

3 自由権規約との関係

 (1) 原告の主張

 (2) 被告の主張

4 判決の内容と最高裁による確定

5 国際人権の観点からみた判決の評価

6 関連する一般的意見

7 資 料



第6章 裁判員裁判における手錠腰縄

1 裁判員の参加する刑事裁判に関する法律

2 裁判員裁判における手錠等の取扱い

3 手錠腰縄における法務省通達など



第7章 手錠腰縄問題の憲法理論

1 憲法13条の人間の尊厳の法理

 (1) 憲法13条の規定

 (2) 国際人権諸条約

 (3) 憲法13条「個人の尊厳の法理」の裁判における活用とその意義

2 法廷における手錠腰縄



第8章 国際自由権規約に基づく法理論

1 国際人権法の国内適用

2 国際人権法と刑事手続

 (1) 国際人権法の制定経過

 (2) 国際法(条約)と国内法の関係――国際人権規約は国内法である

3 手錠腰縄連行と自由権規約にもとづく法理論

 (1) 自由権規約(B規約)7条

 (2) 自由権規約(B規約)10条

 (3) 自由権規約(B規約)14条2項(無罪の推定を受ける権利の確保)



第9章 法廷における手錠腰縄の違憲性と人権条約違反

1 留置場から法廷にまで及ぶ人身拘束の実態

2 法廷における手錠腰縄の問題性

3 違憲性・人権条約違反の法的根拠

4 おわりに



第10章 法廷における手錠腰縄の諸問題

1 京都地裁白井万久裁判官の法廷における手錠腰縄の訴訟指揮

2 青砥事件

 (1) 事件の概要

 (2) 手続等の経過

 (3) 即時抗告に対する高裁の決定

 (4) 特別抗告

3 大阪弁護士会司法事務協議会

著者プロフィール

山下 潔  (ヤマシタ キヨシ)  (著/文

弁護士

上記内容は本書刊行時のものです。