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出版者情報
新法令解釈・作成の常識
- 書店発売日
- 2017年4月12日
- 登録日
- 2016年11月1日
- 最終更新日
- 2017年4月12日
紹介
名著『法令解釈の常識』『法令作成の常識』へのリスペクトのもと、現在の法令等の情報に基づき同書の承継を目指す本が誕生!
目次
法令解釈の常識
第一 「法令を解釈する」ということ
法源
「解釈」する必要性
「解釈」の生じる場所
「いかにも人間らしい行為」の正体
法令の解釈は誰がどんな場合に行うのか
立法過程における解釈
法規的解釈の方法
その他の法規的解釈の方法
私人も解釈する
第二 解釈の種類
文理解釈と論理解釈の関係
論理解釈の種類
論理解釈の実例
解釈を知識として伝える難しさ
第三 解釈の方法
法律の種類に応じた解釈の方法
解釈のセンス
解釈の現実的妥当性
再び「解釈の種類」を知っていることの意味
憲法の解釈考
第四 法令間の矛盾を解決するためのルール
一 法令の所管事項の原理
法令間の矛盾を解決するための四つのルール
法令の所管事項の原理とは
国の法令の所管事項
二 法令の形式的効力の原理
法令の形式的効力の原理の意味
国の法令の形式的効力
自治体の法令の形式的効力
法律と条例との関係
三 後法優越の原理
後法は前法を破る
食品衛生法の国庫負担
議員のとまどい
「わけあり事例」の「わけ」
前法、後法の判定基準
「後法優越の原理」が働く範囲
四 特別法優先の原理
「特別法優先の原理」と「後法優越の原理」
特別法の書きぶり
特別法の例
罰則の合理的な読み方
国家賠償法四・五条の意味
国家賠償法4条での「民法」
解釈の苦労を減らす
法令作成の常識
第一 立案の基本態度
立法すべき問題かどうかの検討
意識すべき実効性~義務履行の確保~
意識すべき実効性~内容の妥当性~
「ざる法」を避ける知恵とくふう
誰にでも分かるものかどうか
「正確さ」における法令用語の役割
「分かりやすさ」を目指す試み
第二 法令の体裁上の諸約束
国の「公用文」の用字・用語の基準
国の「法令」の用字・用語の基準
実物を手元に置こう
自治体の法令の用字・用語の基準
文語体、片かな書きの法令の改正
旧かな遣い、古い送りがななどの改正
拗音・促音の扱い
句読点について
一部改正法
全部改正法
縦書き
題名
正確性のなかでの「くふう」
表を使う
別表を使う
文字で表しにくいものを規定する
整理法と整備法
第四 法令立案についての技術
1 公布文・前文・目次など
公布文
法令番号
制定文と前文
目次
本則の四部構成
2 総則に置かれる規定
目的規定
趣旨規定
条例や規則での目的規定や趣旨規定
定義規定
略称規定
定義規定との区別
適用範囲・適用除外の規定
解釈規定
3 実体的規定の書き方
時系列の支配
原則から例外への流れ
パンデクテン方式
規制法(許可法)の組立て例
住民との関係が加わった許可法
報告の徴収及び立入検査の規定
4 雑則的規定
「財政上の措置」と「国の援助」
「施策の実施状況の公表」など
事務の区分
権限の委任
下位法令への委任規定
地方公共団体の措置
主務大臣と主務省令
「聴聞の特例」など
5 罰則規定
刑法との関係
刑罰の種類
罰則立案に当たっての基本的な姿勢
過料のこと
刑法総則を踏まえた罰則の書き方
両罰規定
罰則の順番
6 附則の書き方など
附則の規定事項と配置
施行期日
法令の有効期限に関する規定
経過措置規定
罰則の経過措置
附則における他法改正の順序
見直し規定
「理由」の書き方
上記内容は本書刊行時のものです。