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生命・人間・経済学
科学者の疑義
発行:日本経済新聞出版社
四六判
264ページ
定価
2,500円+税
- 書店発売日
- 2017年3月14日
- 登録日
- 2017年1月24日
- 最終更新日
- 2017年3月9日
書評掲載情報
2017-03-26 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
「経済学にとって生と死とは」「ガルブレイスは、釘の打ち方も鉋の使い方も知らない大工」「経済学者があいまいにしている問題を論理的に突き詰めている点でフリードマンの知的姿勢は評価できる」「胎児には人権があるのか」――。
経済性優先、科学と人間、人間性、国家の役割、科学と社会、弱者、新しい科学に我々はどう臨めば良いのか? 経済学の権威と生命科学の権威が経済社会の問題点を縦横無尽に語り合った幻の対談『科学者の疑義--生命科学と経済学の対話』(1977年、朝日出版社刊)を復刻します。
格差、高齢化社会、ビッグデータ、遺伝子組み換えなど、21世紀の日本人が直面している問題をいち早く指摘し、警鐘を鳴らしています。40年前に刊行された書ですが問題意識は新鮮で、議論の内容は全く古びていません。
対談の基本構造は、渡辺氏が聞き手、問題提起者となっています。素朴な問いかけに宇沢氏が悩みながらていねいに答えることによって、宇沢氏の既刊書とは違う発見があります。
目次
「経済性優先社会」をめぐる疑義
「科学と人間」をめぐる疑義
「人間性」をめぐる疑義
「国家の役割」をめぐる疑義
「科学と社会」をめぐる疑義
「弱者」をめぐる疑義
「新しい科学」をめぐる疑義
上記内容は本書刊行時のものです。