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株主を大事にすると経営は良くなるは本当か?
- 書店発売日
- 2018年7月20日
- 登録日
- 2018年5月24日
- 最終更新日
- 2018年7月13日
書評掲載情報
2018-10-06 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
コーポレートガバナンス=株主重視経営
では、株主の向こうにある社会がきちんと見えていますか?
◆株主との接し方に悩む多くの経営者
コーポレートガバナンス時代、会社と株主との関係が大きく変わりつつあります。「株主とどう接すればいいか」「総会で何をすればいいのか」……経営者たちの意識が従来の「総会の乗り切り方」から大きく変化、多くが「株主との対話」のあり方に悩んでいます。
一方、ほとんどの投資家(株主)は、ESGなど社会性・社会的正義を大事な視点に置きながら、企業が正しく利益を上げ成長していくことを望んでいます。コーポレートガバナンスとは「株主重視経営」のこと。その株主の向こうには社会がある。つまり、株主=世論なのです。世論の動向に即した経営ができるか。いま企業に問われているのは、そうした「良い経営」の実践であり、ガバナンスコードは、それを集大成したものにすぎません。
◆良い株主を味方につけることが経営を良くする
本書は、企業法務の第一人者が、ガバナンス時代の株主との対話の在り方を、新しい流れに沿って提言するもの。企業不祥事などが起こるたびに筆者が主張してきたのは、まさに、「企業が社会と正しく向き合っているか」ということでした。そうした基本認識のもと、株主と企業との関係を整理し、いかに「株主と対話」していくべきか、株主が重視しているポイントごとに解説します。著者は、多くの著名企業にアドバイスを行うとともに、日経新聞や「商事法務」などの媒体を通じ、様々な提言を行ってきた人気弁護士。今回は、まさにそのど真ん中のフィールドでの提言書であり、特に上場企業にとって、株主対応のマニュアル本となるものです。
目次
第1章 定時株主総会では「株主重視経営」の真価が問われる
第2章 「経営理念」を高く掲げて企業価値を高める
第3章 配当・投資のバランスで株主の信頼と支持を得る
第4章 ガバナンスの充実で企業価値を高める
第5章 社外役員の充実で、株主の信頼を高める
第6章 「株主総会の充実」で、株主の信頼と支持を獲得する
第7章 「SR活動」の充実で「株主との対話」を実践する
略称・調査等概要一覧
上記内容は本書刊行時のものです。