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はじめての脱臭技術 川瀬義矩(著) - 東京電機大学出版局
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はじめての脱臭技術 (ハジメテノダッシュウギジュツ)
原書: 0

自然科学
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A5判
162ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-501-62650-1   COPY
ISBN 13
9784501626501   COPY
ISBN 10h
4-501-62650-X   COPY
ISBN 10
450162650X   COPY
出版者記号
501   COPY
Cコード
C3058  
3:専門 0:単行本 58:その他の工業
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年4月
書店発売日
登録日
2011年4月10日
最終更新日
2024年3月21日
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紹介

「不快なにおい」を脱臭するには,悪臭のおもな成分を特定し,その物質の除去に適した脱臭技術を選択する必要がある。本書では,においの成分の特定方法からさまざまな脱臭技術を初学者でもわかるように詳しく解説。また,脱臭技術の選定方法も記載し,実際に役立つ知識が習得できる。

目次

第1章 においの種類と化学構造
 1.1 においの種類
 1.2 においの感覚
 1.3 においの要素
 1.4 においの強度
 1.5 臭いの発生源とおもな成分
第2章 悪臭防止法
 2.1 特定悪臭物質
 2.2 悪臭物質の規制
第3章 脱臭技術
 3.1 脱臭技術の分類
 3.2 燃焼による脱臭
 3.3 吸収による脱臭
 3.4 吸着による脱臭
 3.5 凝縮による脱臭
 3.6 生物による脱臭
 3.7 消臭・脱臭剤による脱臭
第4章 脱臭技術の今後
 4.1 進化する脱臭技術
 4.2 光触媒による脱臭
 4.3 オゾンによる脱臭
 4.4 プラズマによる脱臭
 4.5 膜および膜バイオリアクターによる脱臭
第5章 脱臭技術の選定
 5.1 脱臭技術の選定手順
 5.2 脱臭技術の適用性
さくいん

前書きなど

 人間はにおいに敏感である。悪臭は,不快を感じるだけではなく,健康問題まで引き起こすことがある。悪臭を出さないですめばベストであり,脱臭の前に悪臭を出さないようにするのが第一歩である。ただ,生産活動や日常活動において,臭いの原因物質がどうしても生成してしまう場合もある。その場合は,排出される臭気物質を除去あるいは分解して悪臭を軽減しなければならない。臭いはいくつかの臭気物質が複合したもので,その脱臭処理は容易ではない。いろいろな技術が使われているが,それぞれ得意不得意があり,一つの処理方法だけでは十分な脱臭ができない場合が多い。そのときは,いくつかの脱臭方法をハイブリッドに適用することになる。状況に最適の脱臭技術を選定するのは難しい。

 本書の構成は以下のように5つの章から成っている。
 第1章 におい原因物質の化学的性質についての基礎
    臭気物質を除去あるいは分解するには,その物質の物理化学的性質を知ることが必要である。
 第2章 脱臭処理をする際に必要な法規制の概要
    脱臭処理の目標値の設定は,法律が基準となるのでそれを知ることが必要である。
 第3章 現在おもに使われている脱臭技術
    脱臭法の適切な選定には,どのような原理が使われて脱臭されているのかを理解することが必要である。
 第4章 最新の脱技術
    「環境に優しい」をキーワードとして,すでに使われはじめている脱臭技術もあるが,その原理がまだよくかわっていない部分も多いことを知ることが必要である。
 第5章 脱臭技術の選定方法
    脱臭効率が高く,省エネでグリーンな最適の脱臭技術の選定には,選定の手順および基準となる項目を知ることが必要である。

 なお,本書では,かつ最新の情報を引用するよう努力しました。是非多くの方の仕事および勉強に本書が役立つことを願っております。
 本書を書く機会をくださった(株)工業調査会編集部の一色和明氏ならびに大変御世話になりました書籍編集部の辻亜弥子氏に深く感謝いたします。

 2009年11月
 川瀬義矩


 追 記
 本書は2009年の初版発行以来,(株)工業調査会から刊行され,幸いにも長きにわたって多くの読者から愛用されてきました。このたび東京電機大学出版局から新たに刊行されることとなりました。本書が今後とも読者の役に立つことを願っています。

 2011年4月
 川瀬義矩

追記

当書籍は(株)工業調査会からの継続販売書籍です。

上記内容は本書刊行時のものです。