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測量学 岡田 清(監修) - 東京電機大学出版局
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測量学 (ソクリョウガク)
原書: 0

工業・工学
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A5判
324ページ
並製
定価 3,400円+税
ISBN
978-4-501-62310-4   COPY
ISBN 13
9784501623104   COPY
ISBN 10h
4-501-62310-1   COPY
ISBN 10
4501623101   COPY
出版者記号
501   COPY
Cコード
C3051  
3:専門 0:単行本 51:土木
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2008年4月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2014年9月30日
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目次

第1章 観測誤差とその性質
 1-1 観測と誤差
 1-2 偶然誤差
 1-3 誤差伝播の法則
 演習問題
第2章 最小二乗法による観測値の調整
 2-1 最小二乗法
 2-2 1つの量の直接観測
 2-3 間接観測
 2-4 条件付き直接観測
 2-5 最小二乗法の利用される世界
 演習問題
第3章 地球の形とⅠの表わし方
 3-1 2種類の地球の形とその役割
 3-2 地表位置の地図表現法
 3-3 わが国で用いられる地図投影図法と座標系
 3-4 日本の測量体系と成果
 演習問題
第4章 距離測量と汎地球測位システム
 4-1 距離
 4-2 鋼巻尺による距離測量
 4-3 電磁波測距儀による距離測定
 4-4 汎地球測位システム(GPS)
 演習問題
第5章 角の測量
 5-1 角の定義と単位
 5-2 トランシット
 5-3 角の測定
 5-4 水平角の観測
 5-5 水平角観測の誤差
 5-6 鉛直角の観測
 5-7 スタジア測量
 演習問題
第6章 平面基準点測量(1)―トラバース測量
 6-1 地球作成作業と基準点測量
 6-2 トラバース測量
 6-3 トラバース測量作業の流れと計算例
 6-4 トラバース1路線の調整計算
 6-5 トラバース網の近似調整
 6-6 公共測量における多角測量[トラバース測量]
 6-7 トラバース点の図示
 演習問題
第7章 平面基準点測量(2)―三角測量
 7-1 三角測量の基本事項
 7-2 交会法
 7-3 単列三角鎖の誤差
 7-4 三角網の図形調整法[条件方程式法]
 7-5 単列三角鎖の調整
 演習問題
第8章 水準測量
 8-1 目的と等級
 8-2 直接水準測量に用いる械器
 8-3 直接水準測量の方法
 8-4 直接水準測量誤差の現われ方と調整法
 8-5 直接水準測量網の調整
 8-6 間接水準測量
 8-7 水準測量の応用
 演習問題
第9章 総合測量方式による基準点測量と座標調整法
 9-1 総合測量方式と座標調整法
 9-2 斜距離または水平距離を測った場合
 9-3 方向角または水平角を測った場合
 9-4 鉛直角を測った場合
 9-5 公共測量における基準点測量
 演習問題
第10章 平板測量と地形図・地理情報システム
 10-1 平板測量の原理・目的・器具
 10-2 平板測量の方法
 10-3 平板測量の誤差
 10-4 平板測量の精度と特徴
 10-5 地形図と国土数値情報
 10-6 地形測量
 10-7 地理情報システム(GIS)
 演習問題
第11章 写真測量
 11-1 測量用カメラと写真の標定要素
 11-2 三次元座標測定の原理
 11-3 求めた座標地の基本的特徴
 11-4 実物座標決定の基礎式
 11-5 写真の外部標定
 11-6 実体視と実体測定
 11-7 地形図作成のための空中写真測量
 演習問題
第12章 写真判読とリモートセンシング
 12-1 写真測量からリモートセンシングへ
 12-2 写真判読
 12-3 リモートセンシングの概要
 12-4 電磁波の性質と利用
 12-5 リモートセンシングセンサー
 12-6 リモートセンシングの応用
 演習問題
第13章 応用測量(1)―施工測量と機器・トンネル測量・地籍測量
 13-1 最近の施工測量用機器
 13-2 施工測量
 13-3 トンネル測量
 13-4 地籍測量と面積の測定・分割
 演習問題
第14章 応用測量(2)―路線測量および水工測量
 14-1 路線測量の概要
 14-2 路線の形を決める条件
 14-3 路線の設置
 14-4 河川測量の概要
 14-5 推移および流量の観測
 14-6 海岸・港湾測量
 演習問題
付 表:
参考文献
索 引

前書きなど

 土木工学(Civil Engineering)はすべての工学の源泉であり,人間社会と自然環境との接点に関し,最先端の学識・技術を駆使して社会基盤施設を計画,調査,設計,建設,維持管理し,人類の福祉と環境の増進に寄与することを目的とするものである。
 具体的にはわれわれの生活や国の発展を支えている鉄道,港湾,河川改修,海岸保全,ダム,道路,橋梁,トンネルなどの広範な社会基盤施設や,上水,下水,住宅開発など種々な都市基盤施設などの多くの構造物は土木の関与により建設,管理されている。
 このように,土木工学は単に建設技術に留まらず,国土計画,国土管理のほぼ全般を網羅しているといえよう。
 大学や高専の土木教育のカリキュラムでは,各分野に共通な土木工学の基礎科目の習得は将来の専門分野の如何にかかわらず,必須のものである。このため専門課程の当初において重点的に配当,教授されている。その後に前述のそれぞれの専門分野に関する講義をうけ,また応用能力の育成のため演習,実習を履修する。
 このようにして初めて従来の工学的力学系を核とし,社会システム系を新しい構成柱とする21世紀の土木技術を修得した者となりうるのである。
 最近の土木工学の飛躍的拡充と発展にともない教育現場においてもこれに呼応した的確な対応,特に基礎理論を十分に理解した上で,応用能力をもった技術者の育成が切望されている。
 本シリーズでは上記のような認識のもとに,第1期計画として土木工学の基礎科目として地盤力学,水工学,構造力学,コンクリート工学,測量学をとりあげ,基本的かつ常識的事項の修得に主眼を置き,演習書の体裁をとり,演習課題をあげ,その解説記述を通じ学習者の興味,探求心,自身を会得してもらうよう企画した。
 このため各専門分野ですぐれた行政を挙げられ,かつ永年の教育経験を有していられる先生方にお願いし,それぞれのテーマごとに編著者となっていただいた。かくして平易な記述の中に新しいパラダイムをもつ教科書となるよう意図したものであり,これらが学習者諸君のこの上もない学習上の伴侶となりうることを心から願うものである。
 1999年3月
 京都大学名誉教授
 工博 岡田 清

 本書の初版は(株)山海堂から刊行された。以来,幸いにも多くの読者から愛用されてきたが,このたび東京電機大学出版局から新たに刊行されることとなった。本書が今後とも読者の役に立つことを切に願っている。
 2008年3月
 ニューパラダイムテキストブック編集委員会

上記内容は本書刊行時のものです。