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出版者情報
遺す人も遺される人も知っておきたい 相続の教科書
- 書店発売日
- 2013年8月30日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
本書では、生前から相続開始後に至るまで、相続を考える上で知っておきたい情報をまとめています。
イントロダクションでは実際に相続が起こるとどんな問題が発生するか例示しています。次に序章で相続に関する基本的な知識について確認し、以降は三つのテーマで相続対策を考えていきます。
まず第1章では、相続手続きについて解説します。相続開始後に必要となる手続きの内容について知っておくことは、相続を考える第一歩となります。
第2章は、遺産分割です。相続人まかせの相続では、円滑な遺産分割ができるとは限りません。遺言について理解しておくことも大切です。
第3章は、相続にかかる税金です。相続で気になるのは、相続税が誰にどのくらいかかるかという問題です。正しい税知識を活用して安心な相続を実現しましょう。
本書は、執筆者が頭で考え、机の上でまとめあげたものではありません。
三井住友信託銀行では、長年にわたり相続の分野で多くのお客さまからのご相談をお受けしてきました。私たちが相続に関するご相談をお受けし、お手伝いをしてきた経験をもとに、相続について多くの方に理解していただきたいという思いから執筆に取り組みました。相続対策を考え、家族間でコミュニケーションを取るうえで、本書は必ずやその一助となるはずです。
目次
イントロダクション 相続が起こると……
相続対策は三つのテーマで考える
例①手続きに時間と手間がかかる
例②葬儀費用を用意できない
例③妻は全部を相続できない
例④現金での分割ができない
例⑤遺産の分割を決められない
例⑥相続税を払えるかが心配
序章 相続とは(相続の基礎知識)
相続人の範囲はどこまで? どういう順序で相続する?
相続人が亡くなっているとき、その子に相続権が引き継がれるのか?
相続人の組み合わせで、相続の割合はどう違ってくるのか?
遺産を確定した後の分割方法の決め方は?
被相続人の財産に特別な貢献をした相続人の相続分を増やせる?
生前に援助を受けていた相続人の相続分は減らされる?
遺言があれば、望みどおりの遺産分配ができる?
……
第1章 相続手続きについて
相続人全員を確認するために必要なものは?
相続人全員の参加と合意が得られなかった場合、どう解決する?
預貯金凍結! 未払いの入院費や葬儀費用はどうする?
預貯金・株式の相続では、どんな書類が必要となるのか?
「遺産分割協議書」作成にあたっての注意点は?
専門家に相続する場合、事前にやっておくべきこととは?
コラム 相続が開始した後のスケジュール
第2章 遺産分割について
財産配分を考えるときのポイントは?
例①子供がいない夫婦
例②独身の方
例③家族関係が複雑な方第2章
遺産分割に
ついて
例④資産が不動産に偏っている方
エンディングノートはどのように活用できるのか?
生前贈与にはどんなメリットがあるのか?
「教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」とは?
生命保険を活用して財産を配分することはできる?
家族のために遺言に残すべきメッセージとは?
自筆証書遺言のメリットは?
公正証書遺言のメリットは?
……
第3章 相続税について
相続税はいつまでにどうやって納めなければならないのか?
相続税が課税されるかどうかは、どこで決まるのか?
相続税はどのように計算するのか?
例①生前贈与
例②生命保険の非課税枠
例③資産の組み替え
贈与税は税制改正でどう変わるのか?
教育資金の一括贈与にはどんなメリットがあるのか?
例①生命保険の活用
例②保有不動産の売却
コラム 「相続税対策」と「納税資金対策」
上記内容は本書刊行時のものです。