版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
近世戯画集 「狂齋百圖」 を読む 河鍋 狂斎(イラスト) - 東京堂出版
..
【利用不可】

近世戯画集 「狂齋百圖」 を読む (キンセイギガシュウ キョウサイヒャクズヲヨム)

芸術
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:東京堂出版
四六変型判
304ページ
定価 24,000円+税
ISBN
978-4-490-20951-8   COPY
ISBN 13
9784490209518   COPY
ISBN 10h
4-490-20951-7   COPY
ISBN 10
4490209517   COPY
出版者記号
490   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年10月27日
最終更新日
2016年11月29日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

河鍋暁齋による「狂齋百圖」の104図全てをカラーで掲載。古来からの喩えや諺、決まり文句を画材に描いた戯画の紹介だけでなく、その図版に登場する人物、和歌や俳句、参考文献なども解説。あらゆる角度から浮世絵の「絵を読む」。

【本書の特長】                                                     ◆「狂齋百圖」104点の戯画すべてをオールカラーで収録。すべてに解説を付けた。また、絵の画題には、すべて英文を付けた。
◆本書の図版は、若狭屋與市版(若与版。初摺、2版)と大倉孫兵衛版(大倉版。後摺)による。
◆解説に【近世戯画集としての「狂齋百圖」】・【ジェームズ・アラキ教授と「狂齋百圖」】を収録。
◆附論・附録に「狂齋時代 作画期の画号表記について」「見立番付・擬細見の狂齋・」「若狭屋與市版と大倉孫兵衛版の相違一覧」「河鍋狂齋略年譜」などを付ける。

目次

はじめに                                        
凡 例
総 論
図版コラム
解 説
附 論(狂齋時代――作画期の画号表記について ・ 見立番付・擬細見の狂齋)
附 録
 若狭屋與市版と大倉孫兵衛版の相違一覧
 河鍋狂齋略年譜
画題索引
あとがき
Index of Illustrations

著者プロフィール

河鍋 狂斎  (カワナベ キョウサイ)  (イラスト

1831(天保2)~1889(明治22)6歳にして浮世絵師・歌川国芳の門に入り、後に狩野派の前村洞和の門に移る。19歳の頃に再び浮世絵師へと転向、25歳のときに戯作者・仮名垣魯文と出会い、魯文の文に絵を添えた摺物(鯰絵)を描く。戯画の狂斎として月岡芳年、二代歌川広重、二代歌川国貞、豊原国周などと並ぶ人気浮世絵師の地位を得る。1870年(明治3)10月、上野不忍池の料亭で筆禍事件を起こし、3か月の入牢の憂き目に会い、狂斎を「暁斎」と改名。1876年(明治9)にフランス人エミール・ギメとフェリックス・レガメーの訪問を受け、ギメの著作『東京・日光散策』(1880)に日本を代表する絵師と紹介されている。またフランシス・ブリンクリーやジョサイア・コンダーのように弟子入りする外国人も現れ、コンダーは暁英の号を受けた。数百点を越す肉筆画を描き、最後の浮世絵師、狩野派の継承者、鏑木清方、水野年方などに影響を与えた近代美人画の創始者として、近世の絵師という枠を超えた芸術家であったといえる。

上記内容は本書刊行時のものです。