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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:18:"駿河湾の形成";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-486-03737-8";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:650:"日本一深い海である駿河湾。この湾とその周辺の山地が、どのようなもので出来ていてそれらがどのように形成されてきたかを例に、大地と海の姿の変化を現在から過去に遡ってたどっていくことで、日本列島という島弧、ひいては地球全体の大陸と海洋がどのように形成されてきたのかを解明する。著者は40年以上にわたり駿河湾周辺の地質調査を行い、その過程で得られたデータを元に、これまで教科書や書籍などで解説されてきた内容とは異なった視点から解説を行っている。";s:6:"author";s:19:"柴 正博(著/文)";s:10:"publishers";s:21:"東海大学出版部";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:21:"東海大学出版部";s:12:"release_date";i:1510239600;}

駿河湾の形成 島弧の大規模隆起と海水準上昇

歴史・地理 ラノベ

柴 正博(著/文)
発行:東海大学出版部

A5判   
定価 3,000円+税

ISBN 978-4-486-03737-8   C3044

書店発売日 2017年11月10日
登録日 2017年10月11日

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紹介

日本一深い海である駿河湾。この湾とその周辺の山地が、どのようなもので出来ていてそれらがどのように形成されてきたかを例に、大地と海の姿の変化を現在から過去に遡ってたどっていくことで、日本列島という島弧、ひいては地球全体の大陸と海洋がどのように形成されてきたのかを解明する。著者は40年以上にわたり駿河湾周辺の地質調査を行い、その過程で得られたデータを元に、これまで教科書や書籍などで解説されてきた内容とは異なった視点から解説を行っている。

目次

目 次
まえがき

第1章 駿河湾という湾
―湾の地形と海水準―
富士山と駿河湾/日本一深い湾/駿河湾とは/火口起源の湾/リアス式海岸/ウルム氷期の海岸線/ウルム氷期後の海水準変動/おぼれ谷/海水準とは/海水準は不動か
コラム1 地球科学の仮説とは

第2章 駿河湾の地形と海水
―日本一深い湾の自然―
駿河湾の海岸/駿河トラフ/駿河湾の海底と石花海堆/黒潮が運ぶもの/駿河湾の沿岸流と表層水/駿河湾の海水/海洋深層水/豊かな漁場
コラム2 深海魚と生きている化石

第3章 三保半島の形成
―安倍川の礫と駿河湾の波がつくった砂嘴―
駿河湾の海岸は礫の浜/五つの河川の砂礫/海岸の堆積物/大陸棚の堆積物/三保半島と三保の松原/礫はどのように運ばれるか/海底を調べる/三保半島のおいたち/海岸侵食とその原因/清水平野のおいたち/静岡平野のおいたち
コラム3 岩石の見かたと名前

第4章 牧ノ原台地の形成
―大井川の河原と遠州灘の海岸段丘―
茶畑のひろがる牧ノ原台地/牧ノ原台地にあった内湾/古谷層と京松原層/海岸段丘/南関東の段丘との対比/牧ノ原段丘の隆起/更新世後期からの海水準変化/地形の逆転/草薙層の海進
コラム4 ミクロの化石

第5章 有度丘陵の形成
―隆起した安倍川の三角州―
日本平とよばれる有度丘陵/ファンデルタ/有度丘陵の礫層/40 万年前からの海水準変化/有度丘陵の地質構造/六甲変動/有度変動
コラム5 酸素で過去の気候がわかる

第6章 小笠丘陵の形成
―隆起した大井川の三角州―
南西に傾く小笠丘陵/礫層からなる小笠層群/広域火山灰層と小笠層群の時代/赤石山脈の大規模隆起/大阪層群からみた海と陸の分布
コラム6 地球磁場の逆転

第7章 庵原丘陵の形成
―隆起した富士川の三角州―
富士川河口の丘陵をつくる地層/約100 万年前のファンデルタ/90 万~70万年前の火山/70万~40万年前の入江と河川/コノシロとシカの化石/羽鮒丘陵の緑色の礫層/富士山の下の基盤/重力異常で地下がわかる/100万~40 万年前の富士川河口/丹沢山地の隆起と足柄層群/丹沢山地の隆起
の原因/島弧の大規模隆起
コラム7 沖縄の隆起とサンゴ礁

第8章 駿河湾の形成
―沈んだ陸地と隆起する海底―
石花海北堆の礫と石花海海盆/駿河湾の海底の地層/駿河湾のおいたち/1,000 m の海水準上昇/相模湾と駿河湾/有度変動と外縁隆起帯/島弧と海溝/大陸斜面はいつできた/海溝の形成/ヒマラヤ山脈と日本列島
コラム8 静岡県にもゾウがいた

第9章 掛川層群の地層と化石
―地層の形成と海水準変動―
掛川層群という地層/火山灰層を追って/掛川層群の地質時代/地層はどのようにつくられるか/堆積シーケンスと海水準変動/掛川層群の堆積シーケンス/地層は連続して堆積するか/貝化石密集層はどのようにできるか/相良油田と女神石灰岩/相良層群と掛川層群の層序関係/相良層群の地質時代/掛川層群の浮遊性有孔虫化石層序/マイナス2,000 m の海水準
コラム9 第四紀のはじまり

第10 章 富士谷の地層と褶曲
―陸上で見られる駿河湾の基盤―
フォッサマグナ/糸魚川―静岡構造線/浜石岳の浜の石/地層の堆積と褶曲構造/基盤ブロックとその上昇/富士川谷の地質構造/南部フォッサマグナの基本構造/富士川谷の基盤/静川層群とアムシオペクテン/曙層群のファンデルタとその変形/手打沢不整合/島弧はどのように形成されたか
コラム10 地質系統と地質時代

第11 章 伊豆半島の地質と生物
―伊豆半島は南から来たか―
グリーンタフの時代/高草山の海底火山/日本列島の隆起と海の分断/伊豆半島の地質/伊豆半島の化石/箱根火山/愛鷹山と富士山/伊豆半島衝突説/レピドシクリナはなぜ生き残ったか/伊豆半島の衝突と足柄層群/伊豆諸島の遺存種たち/オカダトカゲがいた半島/シモダマイマイが進化した島/伊豆諸島の植物のおいたち/古伊豆半島/古伊豆島と古八丈島
コラム11 毒ヘビの来た道

第12 章 静岡県の大地と赤石山脈
―赤石山脈は付加体か―
静岡県の大地の姿/静岡県の大地の構成と構造線/倉真層群と西郷層群/駿河湾西岸の地質構造と隆起帯/赤石山脈は何からできている/赤色チャートは深海泥か/付加体とは何か/大陸斜面の付加体の正体/海溝の起源/黒潮古陸/親潮古陸/西南日本弧の地質構造帯/西南日本弧の形成/東
北日本弧の地質構造帯/西南日本弧と東北日本弧の違い
コラム12 日本列島の形成

第13 章 ギヨーと海水準上昇
―白亜紀に沈んだ島と大陸―
海底に沈んだサンゴ礁/ギヨー/第一鹿島海山/矢部海山/ブロークントップギヨー/白亜紀中期の海水準/沈んだ陸橋/オーストラリアの恐竜と有袋類/ガラパゴスとマダガスカルの生きものたち/海水準はなぜ上昇したか/プレートテクトニクスのしくみ/第一鹿島海山は割れて沈みこんでいるか/第一鹿島海山は南半球から来たか/プレートテクトニクスの矛盾
コラム13 南極氷床と草原の発達と哺乳類

第14 章 地震分布の実態
―東海地震はいつ起こる―
「明日にも起こる」といわれた東海地震/東海地震とは何か/東海地震のふしぎ/地震の分布/海溝型地震/東北地方太平洋沖地震/東海地震の可能性/深発地震面は海溝から沈みこんでいない/地震はどこで起こる/南海トラフの地震/地震へのそなえ
コラム14 丹那断層の実態

第15 章 まとめ
―駿河湾の形成―
隆起した海底と沈んだ陸地/地球の微膨張と海水準上昇説/隆起する大地/量から質への転換

あとがき
引用文献
索 引

著者プロフィール

柴 正博(シバ マサヒロ)

柴 正博
1952年生まれ。東海大学大学院海洋学研究科修士課程修了 理学博士。東海大学海洋学部博物館 学芸担当課長 学芸員。

上記内容は本書刊行時のものです。