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出版者情報
汽水域に生きる巻貝たち
その生態研究史と保全
発行:東海大学出版部
A5変形判
210ページ
並製
定価
3,000円+税
- 初版年月日
- 2018年1月1日
- 書店発売日
- 2018年1月23日
- 登録日
- 2017年12月14日
- 最終更新日
- 2018年1月22日
紹介
海水と淡水が入り混じる汽水域に、好んで生息している巻貝の種も多い。
しかし最近、その多くが減少や絶滅の危機にあることがわかってきた。
本書はそんな巻貝たちの生態的特徴を描出し、保全する上で重要な研究成果を紹介する。
目次
序章
第1章 汽水域の環境と生物 ― 概往の情報
汽水域の環境特性と生物分布
北欧のHydrobia 属
第2章 半球型の巻貝
タマキビ科(Littorinidae) ― 陸域に適応した貝
スガイ ― 緑藻カイゴロモとの共生
イシマキガイ ― 淡水域まで遡上する貝
第3章 塔型の巻貝 ― その1
コゲツノブエ ― 殻上に産卵する貝
ウミニナとホソウミニナ ― 発生様式が異なる近似種
イボウミニナ ― 堆積物食と懸濁物食を両用する貝
第4章 塔型の巻貝 ― その2
センニンガイとキバウミニナ ― マングロ ― ブ湿地の代表種
ヘナタリとカワアイ ― 干潟の絶滅危惧種
フトヘナタリ ― 塩性湿地の代表種
タケノコカワニナ ― 汽水域上端に住む貝
第5章 微小貝
ワカウラツボ ― 泥に埋没した石下に生きる希少貝
ワカウラツボの生活史と個体群動態
カワザンショウ科 ― 塩性湿地の微小貝
カワザンショウ類の生活史と食性
第6章 汽水性巻貝の生活史と汽水域の保全
汽水性巻貝の生活史特性のまとめ
汽水域の生物への人為的影響
日本の汽水域に侵入する外来生物
姿を消しつつある汽水域の巻貝
自然を守るということ ― あとがきにかえて
引用文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。