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出版者情報
『大かうさまぐんき』を読む
太田牛一の深層心理と文章構造
発行:東海大学出版部
A5判
356ページ
上製
定価
3,000円+税
- 初版年月日
- 2017年2月1日
- 書店発売日
- 2017年2月20日
- 登録日
- 2017年1月12日
- 最終更新日
- 2017年2月16日
紹介
豊臣秀吉のすべての行動を善として綴らねばならない太田牛一が、事実と事実の間でつかざるをえなかった嘘が文章のあちこちに表れていることを指摘し、そこに太田牛一の深層心理を読み解き、事件の真実へ迫ることを試みる。
目次
第一章 『大かうさまぐんき』と著者太田牛一について
『大かうさまぐんき』について
『大かうさまぐんき』の著者太田牛一について
『大かうさまぐんき』釈文、および本文引用にあたっての凡例
第二章 『大かうさまぐんき』〈条々天道おそろしき次第〉私注
三好実休
松永弾正久秀
斎藤山城道三(その一)
斎藤山城道三(その二)
明智光秀
柴田勝家
神戸三七殿
北条左京大夫氏政事
北条左京大夫氏政の最期
第三章 「天道おそろしき」表現の系譜─『信長記』から『大かうさまぐんき』へ─
「条々、天道おそろしき次第」の表現構造
「秀次謀反」の段における「天道恐ろしき」
『原本信長記』『信長公記』に見る「天道おそろしき」型表現
『原本信長記』巻十二と『信長公記』巻十二における「天道おそろしき」型表現の問題点
『信長公記』首巻における「天道おそろしき」型表現の存在について
まとめ
第四章 『大かうさまぐんき』〈条々天道おそろしき次第〉以降の物語展開に触れて
おわりに
本書をふりかえって
「母を想う心と秀吉──太田牛一の視点より」
「狂言「獅子聟」と信長の聟入り」
備中高松城実地踏査報告
あとがき
索引
上記内容は本書刊行時のものです。