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出版者情報
サケの記憶
生まれた川に帰る不思議
発行:東海大学出版部
A5変形判
104ページ
並製
定価
2,000円+税
- 初版年月日
- 2016年11月1日
- 書店発売日
- 2016年11月25日
- 登録日
- 2016年10月31日
- 最終更新日
- 2016年11月22日
紹介
サケは世界的に知名度が高いにも関わらず生態についてはあまり知られていない。そこでどのような生活史を送っているのかを母川回帰を中心に紹介する。
目次
はじめに
第1章 サケの種類と生活史
太平洋サケと大西洋サケ
日本の太平洋サケ
その他の日本のサケ
世界のサケ
回遊魚
第2章 サケのホルモン
サケ稚幼魚の降河回遊に伴う変化
サケ親魚の母川回帰に伴う変化
遺伝子とタンパク質
ホルモンの種類と作用
第3章 サケの嗅覚
サケの嗅覚系の構造と機能
河川水中のニオイ成分
溶存遊離アミノ酸
アミノ酸による母川記銘・母川識別
アミノ酸の起源
第4章 サケの記憶
NMDA受容体
fMRI
魚類と哺乳類の脳
第5章 サケの回遊行動
ベーリング海から北海道沿岸までのシロザケの回遊行動
洞爺湖におけるヒメマス・サクラマスの回遊行動
地磁気と磁性物質
バイオテレメトリー手法
標津川の蛇行復元によるシロザケとカラフトマスの遡上行動への影響
石狩川花園頭首工の魚道におけるシロザケの遡上行動
豊平川の床止工におけるサクラマスとシロザケの遡上行動の比較
タイワンマスの台風による増水時の行動
産卵時のサケの心臓停止
第6章 日本のサケの現状と将来
日本のサケの現状
カラフトマス
シロザケ
ベニザケ
サクラマス
高回帰性サケ創出プロジェクト
日本のサケの将来
おわりに
参考文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。