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永遠の革命家 太田龍・追憶集
~辺境最深部から出撃せよ!~
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年7月
- 書店発売日
- 2016年7月8日
- 登録日
- 2016年6月17日
- 最終更新日
- 2016年11月17日
紹介
戦後が生んだ真の革命的思想家、
太田龍を知っているか。
本書は、戦後の左翼運動史、思想史のみならず、尖鋭にして正しき陰謀史観の構築において、太田龍氏が果たした功績を顕彰するものであり、また、氏の足跡を知らぬ方々への啓蒙の書となりうる一冊と言えます。
目次
【目次】
永遠の革命家 太田龍・追憶集―目次
『永遠の革命家 太田龍・追憶集』―発刊のことば 高橋俊夫
【第一部】 「新左翼過激派」時代~「辺境最深部に向って退却せよ!」
ドラゴンの時代 矢崎泰久
太田竜氏の思い出 湯浅赳男
近代への懐疑、先住民族集団の理想化 太田昌国
いつも悠然と立ち去った怪人・太田竜さん 足立正生
もう一度、真の〈革命家〉太田竜さんの思想・
生き方を根本的に学ぶ必要がある 鈴木邦男
代表的縄文日本人の出現を願って 高橋俊夫
追悼 太田龍先生 たぐいまれなる叡知と菩薩行の実践家 瓜生良介
太田龍さんが一番輝いていた頃 松本輝夫
黄泉の国からの手紙 子供のように純粋な魂の太田竜へ 西垣内堅佑
アラブからの電報 竹中 労
コーヒーぶっかけ事件を想う 五十嵐良雄
特別原稿『私的戦後左翼史』出版パーティ 太田竜氏の挨拶
太田龍の「辺境最深部」という概念が輝いていた時代 菅田正昭
令兄・栗原東洋さんと栗原登一(太田竜)さん 山下靖典
追憶・太田龍―天寿学への道 森 道暁
太田龍先生の思ひ出 落合大海
【第二部】 「エコロジー」・「家畜制度全廃」・「動物実験反対」時代
追 悼 文 森下敬一
なつかしの太田龍先生を偲ぶ 西原克成
太田竜先生―思い出と追悼 仙石紘二
一編集子よりの私信 くぬぎるめ
ドラゴンさん……歴史に刻むべき思想家 船瀬俊介
自分の住むべき本当の世界に帰られた太田先生 コンノ・ケンイチ
太田竜著『エコロジー教育学』は宇宙の眞理に迫った 長田彫潮
太田龍先生への手紙 鈴木孝子
我々一人一人が太田龍になるために、
先生はわざわざ死んでくださった 小笠原昭三
「天才と仙人を足して、割ったような人」―太田龍先生 大山恵喜
太田龍先生を想う 澤 龍
太田龍からの遺言 麻生直樹
太田龍先生の残された御意見 甲斐睦興
太田先生を偲ぶ 本田維宏
【第三部】 「ユダヤ問題」「日本型文明への道」の時代
蔭で世界を動かしている「本当の力」を知っていた太田先生 小石 泉
太田龍『縄文日本文明一万五千年史序論』を読む 鬼塚英昭
「知性全体の劣化」が進む中、かくなるユニークな理論家が
今後存在することはおそらくないだろう 中田安彦
革命家として生きた太田龍 早見慶子
「イルミナティと戦う海外の人物」を日本に紹介した太田龍氏 中島祥江
命の大切さを切実に思う 板橋美恵子
太田龍先生の想い出 四天王兼続
太田龍氏への手紙 宮島通隆
太田先生を偲ぶ K・ヤマダ
どんなに荒唐無稽な話でも、
好奇心を持たれ静かに聞いてくださる太田先生 小野里佳子
誰よりも日本を破壊した『太田龍』 加瀬龍太郎
天馬空を行くが如き自由な思考 斉藤 晟
太田龍先生の思い出 田中たか子
陰謀論者としての太田龍氏 山本知明
太田龍、何にも征服されざる自由な魂 清水日風水
編集担当者から見た太田龍先生 吉野勝美
一生丸ごと全身これ「秘密結社」「陰謀」研究人間、
対イルミナティ戦〝従軍臨床医〟の太田龍 守屋 汎
●特別原稿/太田龍の最後 栗原千鶴子
●亡き太田龍さんへの弔電とメッセージ
●太田龍略歴と著書一覧
●最愛の伴侶・栗原千鶴子氏の思い出
前書きなど
『永遠の革命家 太田龍・追憶集』―発刊のことば
『太田龍追憶集』刊行委員 高橋俊夫
この『太田龍・追憶集』を、今は亡き栗原千鶴子様へ献げます。
栗原千鶴子様は、太田龍氏の妻であり、彼の現実・日常生活を支えた大黒柱であり、共に活動を担った同志でした。生前千鶴子様は、私にこう言っていました。
「……太田を忘れずにいて頂くことが、何よりの支援になります」と。
『太田龍・追憶集』の刊行は、戦後の左翼運動史、思想史のみならず、尖鋭にして正しき陰謀史観の構築において、太田龍氏が果たした功績を顕彰することにあります。太田龍氏の人となりや、未完の思想を後世に伝え、それを継承、発展させることの重要性を強く認識したからです。
ご多忙中にもかかわらず、多くの皆様に追憶文を寄稿して頂いたことは望外の喜びです。この序文を通して深くお礼を申し上げます。また、立場上などで、今書くことができなかった皆様にも、苦渋を強いてしまったことについてお詫び申し上げます。
七回忌となる今年は、「一般社団法人太田龍記念会」が発足されます。これを足がかりに、未完の書籍などを公表していく所存です。
最後に、栗原千鶴子様御存命中に本書を刊行できなかったことは、誠に悔やまれます。
二〇一五年五月十九日
上記内容は本書刊行時のものです。