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お金が好きな人のための聖書入門  - 柏艪舎
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お金が好きな人のための聖書入門 (オカネガスキナヒトノタメノセイショニュウモン)

社会一般
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発行:柏艪舎
B6判
重さ 250g
184ページ
並製
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-434-21525-4   COPY
ISBN 13
9784434215254   COPY
ISBN 10h
4-434-21525-6   COPY
ISBN 10
4434215256   COPY
出版者記号
434   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年1月
書店発売日
登録日
2015年12月9日
最終更新日
2016年6月6日
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紹介

「お金儲けは悪いことですか?」
お金との付き合い方を見れば、その人のすべてがわかります。

人はパンのみによって生くるにあらず、とキリストは言い、
人は霊のみによって生くるにあらず、とユダは言う。
お金の話題が多い聖書から、お金との向き合い方を学ぶ。
お金は人を幸せにする力、不幸にする力を併せ持っている。
不幸にならないためには、どうすればいいのか?

目次

もくじ
はじめに
第一章 お金と宗教
     お金の話題が多いイエス
     宗教とお金の深い関係
     無神論者は犯罪者

第二章 お金と自由と命
     「命」よりも「お金」?
     東京解体論
     ふたたび「愚かな金持ち」の話
     お金は人を自由にするか―一輪の花の美しさ
     お金か永遠の命か
     永遠の命とは
     自己犠牲的行為と愛と正義

第三章 お金と人間関係
     お金は友情を壊すのか
     「ぶどう園の主人と農夫」の話
     お金と「愛国」と偽善
     お金が人をつくる?
     聖書と市場経済
     お金持ちはエライのか?
     お金がいらない社会

第四章 お金と愛
     「求めなさい」とは?
     自分を愛するように、の隣人愛
     愛を命じることができるのか
     お金と愛と生前贈与
     共生のための法制度
     借金がチャラになる「ヨベルの年」

第五章 お金の使い方
     お金持ちは悪人か
     不正の富の使い道
     敵は友人になれるのか
     お金の魅力とは何だろう―まとめにかえて
あとがき
参考文献

前書きなど

はじめに  なぜこんな本を書いたのか

それは、わたしがどうもお金が好きらしいと気づいたからです。そんなときに悪魔のささやきよろしく柏艪舎の山本光伸代表がお金とキリストについての本を書いてみないかと、にっこり真面目な顔で声をかけてくださいました。わたしは、これまで必要に迫られて短い文章や講演録なら書いてはきたものの、本など書こうという気力も力量もないと思っていましたので、正直面倒くさいというのもあって、どうしようかと迷いました。
山本氏とはそれまで同じ学校の出身というよしみでお付き合いいただいてきました。その彼がどうやらわたしがお金に興味があるらしいとかぎつけて、「おまえは牧師としてお金のことをどう考えているのだ、聖書は何と言っているのか、はっきりさせよ」と挑戦状を突きつけておられるのではないかと勝手に感じたので、それでは応じないわけにはいかないだろうということで引き受けたしだいです。
ところが、いざ書こうとすると、あれもこれもが気になってなかなか進まない。というのは、お金という観点から聖書をながめてみると、ありすぎるぐらいあることに気づいたからです。それはとりもなおさずお金がいかに大事かということを物語っているのだろうと思います。そんなわけで、ここに書いたのは聖書とお金に関するほんのわずかの一断面にすぎません。また必ずしも直接お金に関することではない問題も、お口直しということで取り上げています。
ただ、わたしはこれまで大きなお金を扱ったこともなく、経済関係の学問もやったことがないような素人です。筒井康隆氏の『アホの壁』(新潮社)によれば、「専門外のことを計画するアホ」であり、「自分の価値観だけに頼るアホ」という部類にあてはまるのでしょう。ですから豊富な経験から読者のみなさんの参考になるような知恵や教訓めいたことも期待できません。まあ、あまり期待なさらないで、少しは読んだかいがあってよかったなと思っていただければうれしいです。
あっ、そうそう、聖書の引用はすべて「新共同訳」(日本聖書協会)です。それといろいろな書物のお世話になっていますが、引用箇所は逐一明記せず省いています。主なものは後ろに記しておきましたので、ご参考までに。それ以外に伝聞や受け売りめいたことも、わたしの血肉となったものとして勝手に使わせてもらっていますので、あらかじめご了解ください。と逃げ道を作ったうえで、では始めましょう。

上記内容は本書刊行時のものです。