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取引情報
モンゴルのゆうぼくみん
原書: Malchnii hotond
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2016年1月
- 書店発売日
- 2016年1月18日
- 登録日
- 2015年12月7日
- 最終更新日
- 2016年6月6日
紹介
絵本で学ぶ雄大な自然に寄り添うモンゴルの遊牧民の暮らし。柔らかな絵と文章で紹介。
前書きなど
先生、おうちの方へ
この絵本を手にとってくださってありがとうございました。
日本の子どもたちにモンゴルの動物や人々の生活を知ってほしくて、この本を出版しました。
2013年6月、私は初めてモンゴルに行き、首都ウランバートルで、日本人墓地に詣で、学校訪問と博物館巡りをしていました。その時に日本語のガイドをしてくださったのが、本書の訳者、ラクチャさんです。
モンゴル滞在中のある日、お昼ご飯を食べようと入ったお店に、小学生くらいの子供が本を売りにきました。買ってあげた一冊をラクチャさんに訳してもらったところ、大人の私にも興味のわく内容でしたので、日本の子どもたちにも紹介したいと思い、私が書き直すことにしました。
その作業中、内容に疑問点がでてきたので、2014年6月に再びモンゴルを訪れました。ここで私は大失敗をしています。自然と寄り添う暮らしは、時期を変えなければ、同じ現象しか観察できないのです。馬乳酒は飲めず、フェルトつくりも、見ることはできませんでした。
それで、いろいろな書物の助けを借り、一つずつ疑問点を解消していきました。
子どもにとっての絵本は、くわしく説明しすぎると飽きるし、文章が長くなると絵を邪魔してしまいます。そこで読んでくださる方のための注釈をつけることにしました。子どもが絵を見て、これなあに、なにしているの、と聞かれた時に備えてのつもりです。氷のかけらや山羊の脚のくるぶしの骨を遊具として使い、固く干したチーズをおやつに、豊かな自然の中で相撲をとったり、家畜の世話を手伝って、幼少期からたくましく鍛えられたモンゴルの青年たちが、日本の相撲界で大いに活躍しているのも、不思議なことではないと思うのです。
上記内容は本書刊行時のものです。