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出版者情報
ようこそ! 西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ
ポップカルチャーで読み解く世界の名画
発行:誠文堂新光社
四六判
224ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2017年5月1日
- 登録日
- 2016年2月29日
- 最終更新日
- 2017年4月28日
書評掲載情報
2017-06-11 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
「興味はあるけど、アートってハードルが高いよね」
そう思っていらっしゃる方は多いと思います。
しかも、美術史はほぼそのまま世界史と同じ。
長大ですし、「印象派」や「フォービスム」など流派の名前も膨大です。
ですから、各流派の名前は聞いたことがあっても、具体的にどんな絵なのか?
なぜその流派が発生し、廃れたのか?
まで把握している方は少ないのではないでしょうか。
しかし、知らないままではアートに対して抱えているコンプレックスは消えません!
そこで本書の登場です。
本書では、過去から現代にかけて西洋絵画の世界で何が起きたかを俯瞰していただけるよう、
「空想の美術館」を本の中に作りだします。
そして、当館のガイドであるアートテラーのとに~さんと一緒に各部屋を回りながら、
「ムンクとセットで語られる『表現主義』って何?」
といった疑問に答えてもらうQ&A式の構成になっています。
芸人のとに~さんですから、解説も非常に親しみやすく、わかりやすいものになっています。
その大半は、マンガや映画、アイドルやテレビ番組といった親しみやすいポップカルチャーです。
これなら、アートに関する予備知識はほぼ必要ありません。
本書は、西洋絵画史の流れがわかるようルネサンス以前から19世紀美術、
そして多様性を帯びた20世紀美術までをご紹介していきます。
とに~さんはご自身の職業「アートテラー」のことを、楔を打つ仕事だとおっしゃっていますが、
まさに本書が「へぇ、この作家ってこんな背景があったのか。親しみやすい人だな」
「そんな理由で描かれた絵なんだ。実物を見てみたい!」と
読み手の心に楔を打ち込む内容になっています。
上記内容は本書刊行時のものです。