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そして恐竜は鳥になった 小林 快次(監修) - 誠文堂新光社
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【利用不可】

そして恐竜は鳥になった (ソシテキョウリュウハトリニナッタ) 最新研究で迫る恐竜進化の謎 (サイシンケンキュウデセマルキョウリュウシンカノナゾ)

自然科学
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四六判
144ページ
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-416-11365-3   COPY
ISBN 13
9784416113653   COPY
ISBN 10h
4-416-11365-X   COPY
ISBN 10
441611365X   COPY
出版者記号
416   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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紹介

恐竜学の最新知見満載
鳥になっていく進化の道筋が明らかに

新しい発見が相次いでいる恐竜研究。なかでも鳥類への進化については、「食性」「脳」「羽毛」をキーワードに、研究が進んでいます。本書も、この3つを手がかりに、恐竜がどうやって鳥になっていったかを、研究者の思考回路を交えながらわかりやすく解説。CTスキャンでわかった脳の変化、胃石からわかるエサの変化、羽の痕跡からの推理など、研究者たちが、化石や骨を目の前に、どのように謎を解き明かしているのか、その研究手法も面白く紹介しています。
解説するのは、恐竜学で今最も人気のある気鋭の研究者、北海道大学総合博物館の小林快次先生。最前線で活躍する小林先生ならではの、恐竜研究エピソードも必見です! 写真やリアルイラストレーションを多用し、見て楽しいページも多く、また、難しい漢字にはルビをふっているので、恐竜好きな小学校高学年の児童でも読みこなせます。

目次

プロローグ 鳥の恐竜起源説

1章 食べ物の変化
・「恐竜」って何者?/「歯」は口ほどにものを言う/・最初の恐竜は肉食だった?/・「獣脚類」という恐竜たち/・肉食? 実は植物食/・胃の中の石が果たした役割/・いろいろな恐竜がもつ、いろいろな胃石/・胃石がないと……太る?/・完璧な標本。……なのに胃石がない

2章 子育ての変化
・“子育て”をする動物たち/・恐竜の卵の化石/・集団営巣地が意味するもの(マイアサウラ)/・「泥棒」ではなく「抱卵」(オヴィラプトル)/・恐竜の子育ては雄がする?(トロオドン)/・卵の形の変化が意味することは(トロオドン)

3章 翼の変化
・続々発見される恐竜の羽毛/・わからなくなった羽毛の役割/・羽毛と羽根、そして翼/・翼の起源として考えられる4つの仮説/・ここでも鍵を握るオルニトミムス/・翼の役割は求愛のためだった/・飛翔のはじまりとみられる3つの仮説

4章 鳥の誕生
・空を飛ぶ、ほかの動物たち/・そもそも「鳥」ってなんだ?/・最初の鳥、「始祖鳥」の特徴/・肩の変化。指の変化/・ティラノサウルス類以降、植物食になるものが増えた?/・ちょっと注意。進化は必ずしも年代順では語れない/・鳥は“強者の進化”か“弱者の進化”か/・鳥が大量絶滅を生き抜いた理由とは?

エピローグ これからの恐竜・鳥研究

コラム・「古生物学」と「考古学」のちがい/・学名のつけ方/・研究者はどうやって、恐竜化石をみつけているのか?/・「植物食」と「草食」のちがい/・始祖鳥は黒色だった!?/・恐竜研究者になるには/・日本の恐竜時代の地層

著者プロフィール

小林 快次  (コバヤシ ヨシツグ)  (監修

小林 快次(監修):1971年生まれ。北海道大学総合博物館准教授。日本だけでなく、北米でも有名な恐竜学博士。オルニトミムスの世界的権威。世界中をフィールドワークしながら第一線で研究を続けている。NHKの恐竜番組でもおなじみ。著者、監修本も多数。

土屋 健  (ツチヤ ケン)  (著/文

土屋 健(執筆):オフィス ジオパレオント代表・サイエンスライター。金沢大学大学院自然科学研究科で修士(理学)を取得。その後、科学雑誌の記者・編集者を経て現職。地球科学全般、とくに地質学・古生物学の啓蒙普及を中心に活動している。

上記内容は本書刊行時のものです。