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満洲からシベリア抑留へ
女性たちの日ソ戦争
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月21日
- 書店発売日
- 2022年4月21日
- 登録日
- 2022年3月1日
- 最終更新日
- 2022年4月22日
紹介
植民地支配のつけを払わされた女たち
逃避行、自決、飢え、ソ連兵による強姦、子殺し、抑留…。敗戦により追われた女たちはどのような運命をたどったのか?精力的な調査、聞き取りと資料により明らかにされた女性のシベリア抑留研究に先鞭をつけた著者による研究。
○目次
第一章 女性抑留者研究のこれまで
第二章 シベリア抑留のプレヒストリー――日露・日ソ関係略史
第三章 満洲の女性たち――なぜ満洲へ行ったのか
第四章 女性たちの日ソ戦争――典型例としての佳木斯第一陸軍病院女性部隊
第五章 女性たちの敗戦
第六章 女性のシベリア抑留――なぜ起こったのか
第七章 女性のシベリア抑留の実態――その全体像
第八章 初期の抑留
第九章 看護労働目的の移動――死者増大への対応
第一〇章 特別病院への移動
第一一章 その他の移動
目次
はじめに
第一章 女性抑留者研究のこれまで
一 ソ連期
二 ソ連崩壊以後
第二章 シベリア抑留のプレヒストリー――日露・日ソ関係略史
一 隣国の出現
二 国交樹立後の日露関係
三 日ソ関係
四 日ソ戦争への道
第三章 満洲の女性たち――なぜ満洲へ行ったのか
一 満洲国以前の草分け的女性たち
二 満洲国の女性たち――新しい日本人
三 満洲国末期に戦争動員される女性たち
第四章 女性たちの日ソ戦争――典型例としての佳木斯第一陸軍病院女性部隊
一 戦争前夜
二 日ソ戦争
第五章 女性たちの敗戦
一 敗戦の受け入れ
二 難民から捕虜へ
第六章 女性のシベリア抑留――なぜ起こったのか
一 根拠はあるのか
二 女性のシベリア抑留――違法か合法か
三 国際法とソ連の捕虜規程における女性捕虜の扱い
四 日本人は捕虜か抑留者か
第七章 女性のシベリア抑留の実態――その全体像
一 抑留者数
二 抑留期間
三 収容場所――収容所群島ソ連
四 日本人抑留者のための医療施設
五 典型 例としての七九一女子部隊のシベリア――ハバロフスク地方
第八章 初期の抑留
一 女性部隊の第一陣――第四イズヴェストコーワヤ収容地区医療施設で看護労働へ
二 女性部隊本隊の入ソ---日赤看護婦・陸軍看護婦・女子挺身隊・女子軍属
三 四五特別施設
四 石切山収容所――日赤看護婦・陸軍看護婦・女子挺身隊・女子軍属
五 第一六収容地区第一〇分所――日赤看護婦・陸軍看護婦・女子挺身隊・女子軍属
第九章 看護労働目的の移動――死者増大への対応
一 発病残留からビロビジャン地区ビラカン収容所で医務室開設へ動員――日赤看護婦
二 チョ ープロエ・オゼロ収容所病院開設へ動員
――ビラカン収容所から日赤看護婦、石切山の収容所から女子挺身隊
三 ロンドコ収容所(第四六ビロビジャン収容地区第一一収容所)の医務室へ動員――日赤看護婦、女子挺身隊
四 石切 山収容所からライチハのマンモス収容所病院へ――日赤看護婦、陸軍看護婦、女子挺身隊、女子軍属
五 石切 山収容所からブラゴヴェシチェンスク収容地区へ――陸軍看護婦、女子挺身隊員、女子軍属
六 第一 六ハバロフスク収容地区から第一七ホール収容地区の病院へ――陸軍看護婦、女子挺身隊、女子軍属
第一〇章 特別病院への移動
一 第一三二七ペレヤスラフカ特別病院
二 第一八九三ホール特別病院(中央管理特別病院)
三 第二〇一七ザヴィタヤ特別病院(中央管理特別病院)
第一一章 その他の移動
一 第一 六ハバロフスク収容地区第一〇分所から第一七ホール収容地区第二分所へ―――女子軍属による雑役
二 第一 六ハバロフスク収容地区第一〇分所から同一収容地区第二〇分所へ
三 「戦犯」摘発・追及のための移動
おわりに
あとがき
文 献
上記内容は本書刊行時のものです。