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月影の迷路

文芸 ラノベ

リズ・ベリー (著/文), 田中美保子 (翻訳)
発行:国書刊行会

四六判   432頁 
定価 2,800円+税

ISBN 978-4-336-06169-0   C0097

書店発売日 2017年7月17日
登録日 2017年6月9日

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紹介

古墳の点在する緑なすサマセットの丘陵地帯の山間、そこにひっそり佇む由緒ある館と意匠を凝らした中国庭園(チャイナ・ガーデン)、それを支える石造りの小さな村、危険な香りのする野性の青年マーク。大学進学目前の夏休み、母親の転職で訪れたロンドン育ちのクレアがそこで出会ったものは、眠れる力を目覚めさせ、運命を大きく変えるものだった。それは、ある月夜の晩、彷徨いこんだ庭から始まる。長らく閉じられていた庭が古(いにしえ)の笛の音とともにクレアに門を開くとき、謎の迷路が月影に浮かび上がる。やがて明かされる庭の不思議と一族の秘密。それに立ち向かうクレアの運命は・・・・・・。随所に散りばめられた幻想が綾なすなかに張り巡らされる推理小説ばりの伏線と視覚に訴える絵画さながらの描写。埋もれた奇才リズ・ベリーが次世代の地球の守護者(ガーディアン)に贈る、渾身のスピリチュアル・ファンタジー、イギリスから初上陸。
秘密の宝石箱のように重層的に精巧に創られ、多くの謎に満ちている。ミステリーとサスペンス、一見平凡なものに隠された意外な繋がり、さりげなく溶け込ませた驚くべき真実など、作家の並外れた想像力が構築した壮大な世界。〈パブリッシャーズ・ウィークリー〉

著者プロフィール

リズ・ベリー (リズベリー)

ロンドン生まれ。作家、画家・アーティスト。若い世代のキャリア構築を助けるカウンセラー等の職を経た後、長らくロンドン東部の総合中等学校で美術の主任教師を務め、その体験に基づく小説、''Easy Connections''、''Easy Freedom''、''Mel'' を80年代後半に発表、英米で人気作家となる。その一方、油彩画家、マルチ・アーティストとしての活動も続けてきた。本作は、霊感、洗練された視覚的センス、文才を推理小説さながらのスピリチュアル・ファンタジーとして結実させた、リズ・ベリーの埋もれた最高傑作である。

田中美保子 ( タナカミホコ )

東京生まれ。東京女子大学で教鞭をとりながら、英語圏のヤング・アダルト文学やファンタジー文学の研究や翻訳・紹介をしている。主訳書に『アップルバウム先生にベゴニアの花を』(ポール・ジンデル作、岩波書店)、共訳書に『子どもはどのように絵本を読むのか』(ビクター・ワトソンほか編、柏書房)など。

上記内容は本書刊行時のものです。