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出版者情報
原三溪と日本近代美術
発行:国書刊行会
A5判
344ページ
定価
5,400円+税
- 書店発売日
- 2017年2月24日
- 登録日
- 2017年1月26日
- 最終更新日
- 2017年2月27日
紹介
日本近代有数の美術コレクター、芸術のパトロンであった原富太郎(号・三溪、1868-1939)。自筆史料「美術品買入覚」(「買入覚」、三溪園保勝会蔵、全5巻、記載作品は4千百余点)など貴重な一次資料を精細に読み解き、三溪が美術の蒐集と美術家支援にいかに関与し、日本の近代美術史の展開にいかなる意義を有するものであったかを論じる。また、同じく古美術蒐集と芸術家支援を行い三溪とも関わりのあった細川護立との比較、今村紫紅《護花鈴》、安田靫彦《夢殿》の作品論などにより、三溪の活動の特質を複層的に明らかにする。従来の美術史研究では看過されてきたコレクター、パトロン研究を正面から取り上げた画期的論考。
上記内容は本書刊行時のものです。