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ヒトはなぜ笑うのか マシュー・M・ハーレー(著/文) - 勁草書房
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ヒトはなぜ笑うのか (ヒトハナゼワラウノカ)

哲学・宗教
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発行:勁草書房
四六判
568ページ
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-326-15432-6   COPY
ISBN 13
9784326154326   COPY
ISBN 10h
4-326-15432-2   COPY
ISBN 10
4326154322   COPY
出版者記号
326   COPY
Cコード
C1010  
1:教養 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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書評掲載情報

2015-04-05 読売新聞
評者: 村田晃嗣(国際政治学者、同志社大学長)
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紹介

笑えるもの─冗談・ギャグやお笑い、なんでこんなものが存在しているんだろう? どうしてぼくらはこんなものに時間を費やすんだろう? この問いに、著者たちは進化論と認知科学を武器に立ち向かう。ユーモアがどうして、またどのように進化したのかが明らかに。ふんだんに盛り込まれたジョークもお楽しみあれ!

目次

日本語版のための序文
序文
凡例

第一章 導入

第二章 ユーモアはなんのためにある?

第三章 ユーモアの現象学
 1 対象または出来事の属性としてのユーモア
 2 デュシャンヌの笑い
 3 ユーモアの体系的な言い表しがたさ
 4 「ワハハ‐可笑しい」と「フム‐おかしい」
 5 ユーモアの知識相対性
 6 男女の事情

第四章 ユーモア理論の学説略史
 1 生物学的理論
 2 遊戯理論
 3 優位理論
 4 解放理論
 5 不一致と不一致解決理論
 6 驚き理論
 7 ベルクソンの機械的ユーモア理論

第五章 認知的・進化論的ユーモア理論のための20の問い

第六章 情動と計算
 1 笑いのツボを探す
 2 論理か情動のどちらかがぼくらの脳を組織しているんだろうか?
 3 情動
 4 情動の合理性
 5 情動の非合理性
 6 情動的アルゴリズム
 7 若干の含意

第七章 ユーモアをこなせる心
 1 すばやい思考──頓知の費用・便益
 2 メンタルスペース構築
 3 活発な信念
 4 認識的な警戒とコミットメント
 5 衝突、そして解決

第八章 ユーモアとおかしみ
 1 メンタルスペースの汚染
 2 認識的情動のなかのおかしみ──ミクロダイナミックス
 3 報酬と首尾よくいった汚れ仕事
 4 「笑いどころをつかむ」──基本ユーモアをスローモーションでみる
 5 干渉する情動

第九章 高階ユーモア
 1 志向的構え
 2 一人称と三人称のちがい
 3 擬人化と人間中心主義
 4 志向的構えジョーク

第一〇章 反論を考える
 1 反証可能性
 2 認識的な決定不可能性
 3 見かけ上の反例
 4 他モデルを簡潔に検討
 5 グレアム・リッチーの五つの問い

第一一章 周縁例──非ジョーク、ダメなジョーク、近似的ユーモア
 1 知識相対性
 2 強度の尺度
 3 境界例
 4 機知と関連現象
 5 予想の操作に関するヒューロンの説

第一二章 それにしてもなんで笑うんだろう?
 1 コミュニケーションとしての笑い
 2 ユーモアと笑いの共起
 3 コメディという芸術
 4 文学における喜劇(と悲劇)
 5 人を癒すユーモア

第一三章 おあとがよろしいようで
 1 「20の問い」への回答
 2 ユーモアのセンスをもったロボットはつくれるだろうか?

終章


訳者あとがき
参考文献
事項索引
人名索引

著者プロフィール

マシュー・M・ハーレー  (マシュー ハーレー)  (著/文

マシュー・M・ハーレー Matthew M. Hurley  インディアナ大学「概念・認知研究所」の研究員としてダグラス・ホフスタッターのもとで「感情が知性・創造性・意思で果たす役割」のテーマに取り組んでいる。

ダニエル・C・デネット  (ダニエル デネット)  (著/文

ダニエル・C・デネット Daniel C. Dennett  タフツ大学哲学教授。『解明される意識』『自由は進化する』『スウィート・ ドリームス』『デネットの思考術』など著書多数。

レジナルド・B・アダムズJr.  (レジナルド アダムズ)  (著/文

レジナルド・B・アダムズJr. Reginald B. Adams,Jr. ペンシルヴァニア州立大学心理学助教授。非言語的手がかりからヒトが引き出す社会的・情動的な意味を研究している。

片岡 宏仁  (カタオカ ヒロヒト)  (翻訳

片岡 宏仁(かたおか ひろひと)  京都女子大学ほか非常勤講師。英語学博士(関西外国語大学:Grammatical Semantics of Modality, Counterfactuality, and Tense)。

上記内容は本書刊行時のものです。