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動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか フランス・ドゥ・ヴァール(著/文) - 紀伊國屋書店
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動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか

四六判
416ページ
定価 2,200円+税
ISBN
9784314011495
Cコード
C0045
一般 単行本 生物学

出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年8月3日
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書評掲載情報

2017-11-26 毎日新聞  朝刊
評者: 中村桂子(JT生命誌研究館館長)
2017-10-08 朝日新聞  朝刊
評者: 佐倉統(東京大学教授・科学技術社会論)
2017-10-07 日本経済新聞  朝刊
評者: 長谷川眞理子(総合研究大学院大学学長)

紹介

進化の末に、動物は「賢さ」を獲得した。
それは人間も、サルも、カラスも、イルカも、タコも、みんな同じである。
われわれは自分たちだけが賢いと思っていないか?

心理学との境界線を行くユニークな動物研究の分野を開拓してきた著者が、動物行動学の歴史から最新の研究まで、豊富な事例を示すとともに読者へと問いかける。ドゥ・ヴァールが新たに提唱する「進化認知学」とは――
人間中心の科学から脱却し、動物の認知とは何かを見つめなおす。

驚きのエピソード満載、著者自身の手によるイラスト多数。待望の最新作!

●チンパンジーは食べ物のありかを知っていることを悟られないようにふるまう
●カケスは相手が何を欲しがっているか見極めてプロポーズの贈り物を選ぶ
●アシナガバチは一匹ずつ顔が違い、仲間の顔を見分けている
●タコは自分を攻撃した人間を覚えていて、怒りをあらわにする

目次

【目次】
第1章 魔法の泉
虫になる/群盲、ゾウを……/人間性否認

第2章 二派物語
犬には欲望があるか?/空腹ゲーム/単純にしておく/馬を責める/安楽椅子霊長類学/雪解け/ビーウルフ

第3章 認知の波紋
ユリイカ!/ハチっ面/ヒトを再定義する/カラス参上!

第4章 私に話しかけて
オウムのアレックス/どこまでが本物の言語能力か?/犬たちへ

第5章 あらゆるものの尺度
進化は人間の頭の手前止まり/他者が何を知っているかを知る/賢いハンスの逆/習慣を広める/モラトリアム

第6章 社会的技能
マキアヴェリ的知性/三者関係認識/論より証拠/ギョッとする協力行動/ゾウの政略

第7章 時がたてばわかる
失われた時を求めて/猫の傘/動物の意志の力/何を知っているかを知る/意識

第8章 鏡と瓶を巡って
ゾウは聴いている/鏡の中のカササギ/軟体動物の知力/郷に入っては/名前で呼ぶ?

第9章 進化認知学

解説(松沢哲郎)/参考文献/用語解説/索引

著者プロフィール

フランス・ドゥ・ヴァール  (ドゥ ヴァール フランス )  (著/文

【著者】フランス・ドゥ・ヴァール (Frans de Waal)
動物行動学者。米・エモリー大学教授。霊長類の社会的知能研究における第一人者。米国科学アカデミー会員。
『共感の時代へ』『道徳性の起源』(以上、紀伊國屋書店)、『チンパンジーの政治学』(産経新聞社)、『利己的なサル、他人を思いやるサル』(草思社)ほか邦訳された著書多数。

松沢哲郎  (マツザワ テツロウ)  (監修 | 翻訳

【監訳】松沢哲郎 (まつざわ・てつろう)
京都大学高等研究院特別教授、京都大学霊長類研究所兼任教授。
1977年11月から「アイ・プロジェクト」とよばれるチンパンジーの心の研究を始め、野生チンパンジーの生態調査も行う。 チンパンジーの研究を通じて人間の心や行動の進化的起源を探 り、「比較認知科学」とよばれる新しい研究領域を開拓した。『想像するちから』(岩波書店第)で65回毎日出版文化賞、科学ジャーナリスト賞2011を受賞、ほか著作多数。 2004年紫綬褒章受章、2013年に文化功労者。

柴田裕之  (シバタ ヤスシ)  (翻訳

【訳】柴田裕之 (しばた・やすし)
翻訳者。訳書に、ハラリ『サピエンス全史』(河出書房新社)、『共感の時代へ』『道徳性の起源』『身体はトラウマを記録する』(以上、紀伊國屋書店)、『マシュマロ・テスト 成功する子・しない子 』(早川書房)ほ か多数。

上記内容は本書刊行時のものです。