版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
復興百年誌 武村 雅之(著/文) - 鹿島出版会
..

復興百年誌 石碑が語る関東大震災

発行:鹿島出版会
四六判
296ページ
定価 3,400円+税
ISBN
9784306094482
Cコード
C1020
教養 単行本 歴史総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年7月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2018-01-21 毎日新聞  朝刊
2017-11-26 読売新聞  朝刊
2017-10-22 朝日新聞  朝刊
評者: 山室恭子(東京工業大学教授・歴史学)

紹介

奇跡の復興を成し遂げた地域住民の姿が、石碑には生き生きと描かれている。生活者の目線で読み解く防災・減災への貴重な証言集。

たとえ公的な枠組みや予算が与えられても、住民同士が協力し、苦労してでも成し遂げようとする強い意思がなければ、復興は実現しないのである。ところが、復興には欠かせないこのような被災者や周りの住民の努力を伝える資料は意外に少ない。関東大震災でも、トップダウン的な復興の記載は多いが、それを受けて住民同士がどのように協力して復興を成し遂げたかということはなかなかわからない。そのような中で注目したのが、震災後に建立された慰霊碑や記念碑、さらには震災をくぐり抜けた遺構にまつわる話などである。これらのほとんどすべては住民によって建立され、語り継がれてきたものである。
本書の試みは、関東大震災復興100年の歴史を住民目線で明らかしようとするものである。今から94年前に未曽有の大災害を経験し、そこから奇跡の復興を成し遂げた人々は、われわれにいったい何を語りかけようとしているのであろうか。来るべき地震に対する防災・減災を考えるヒントがそこにありそうである。(「はじめに」より)

目次

第1章 震災の語り部
 石碑を読む/刻まれた被害状況
第2章 復興への始点
 慰霊碑建立/住民による慰霊/巷にあふれる弔意/殃死者供養
第3章 震災から学ぶ 
 地震に耐える/耐震建築への道/伝統木造建築と耐震
第4章 都市の復興 
 横浜市──復興のシンボルを訪ねて/横須賀市──軍隊の足跡
第5章 農村の復興 
 被災状況 /再生への道/石碑に見るインフラ復興/産業振興と課題
第6章 神社仏閣の復興 
 国宝の復興/神社の復興/寺院の復興
第7章 心の復興 
 感謝の気持ち/歴史を守り伝える/反省と教育

著者プロフィール

武村 雅之  (タケムラ マサユキ)  (著/文

武村雅之
名古屋大学減災連携研究センター教授、地震学/1952年生。東北大学大学院博士課程修了、理学博士。小堀鐸二研究所副所長、内閣府中央防災会議専門委員会委員などを歴任。著書に『地震と防災』中公新書、『関東大震災を歩く』吉川弘文館、『未曽有の大災害と地震学』古今書院、『関東大震災』『天災日記』鹿島出版会ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。