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「三陸津波」と集落再編 岡村 健太郎(著/文) - 鹿島出版会
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「三陸津波」と集落再編 (サンリクツナミトシュウラクサイヘン) ポスト近代復興に向けて (ポストキンダイフッコウニムケテ)

工業・工学
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発行:鹿島出版会
A5判
360ページ
定価 4,300円+税
ISBN
978-4-306-04647-4   COPY
ISBN 13
9784306046474   COPY
ISBN 10h
4-306-04647-8   COPY
ISBN 10
4306046478   COPY
出版者記号
306   COPY
Cコード
C3052  
3:専門 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年1月11日
最終更新日
2017年1月19日
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書評掲載情報

2017-03-26 朝日新聞  朝刊
評者: 五十嵐太郎(建築批評家、東北大学教授)
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紹介

津波常襲地域と呼ばれた東北・三陸地方の、多様な主体がせめぎあう集落再編過程から、現代的復興モデルを説き起こす画期的災害史研究。

明治期以降、東日本大震災まで四度の津波災害に見舞われた東北・三陸地方。常襲地域と呼ばれながら、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきた。
なかでも昭和三陸津波において「理想町村」と謳われた大槌町・吉里吉里集落の復興手法は、「近代復興」のメルクマールとして今なお参照に値する。
本書は多様な主体がせめぎあう集落の再編過程を、統治機構の変化とそれにともなう制度・運用の変遷、民衆の動勢から読み解き、現代的復興モデルを説き起こす。

目次

序章 「災害復興史」試論
第1章 明治三陸津波にみる近代復興の萌芽
第2章 農山漁村経済更生運動と昭和三陸津波
第3章 吉里吉里集落における新漁村建設
第4章 チリ地震津波と東日本大震災にみる近代復興の成立
第5章 ポスト近代復興に向けて

著者プロフィール

岡村 健太郎  (オカムラ ケンタロウ)  (著/文

岡村健太郎(おかむら・けんたろう)
建築史、都市史、災害史。東京大学生産技術研究所助教
1981年兵庫県生まれ。シンクタンク勤務、日本学術振興会特別研究員を経て、2014年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、現職。博士(工学)。
2017年「『様式』としてのモダニズム――模型からみた近代建築史」で日本建築学会優秀修士論文賞受賞。2016年「昭和三陸津波後の岩手県大槌町吉里吉里集落の復興に関する研究――農山漁村経済更生運動と復興計画の関連」で日本建築学会奨励賞受賞。著書に『記憶と忘却のアジア』(共著、青弓社、2015)、『災害に学ぶ 文化資源の保存と再生』(共著、勉誠出版、2015)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。