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最後の一文 半沢幹一(著/文) - 笠間書院
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最後の一文 (サイゴノイチブン)

文芸
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発行:笠間書院
四六判
232ページ
並製
価格 1,400円+税
ISBN
978-4-305-70897-7   COPY
ISBN 13
9784305708977   COPY
ISBN 10h
4-305-70897-3   COPY
ISBN 10
4305708973   COPY
出版者記号
305   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年9月25日
書店発売日
登録日
2019年8月2日
最終更新日
2019年10月7日
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書評掲載情報

2019-11-03 産經新聞  朝刊
評者: 青木奈緒(文筆家)
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紹介

終わりよければすべて良し?!

名作の終わり方の謎を解く。

あの名作の最後の一文、あなたは知っていますか?

明治の文豪から、現役の有名作家まで、計50の文学作品をとりあげ、それぞれの「最後の一文」から読み解ける終わり方の謎を解説しています。
各作品の「最後」が「最初」とどのような関係にあるのかに注目。
作家が終わり方に苦心し、終わりを何度も書き改めたり、終わり方から物語全体を組み立てたり…といったことまでしていたことが明かされていきます。
取り上げられる作品は、国語の教科書の定番作品(太宰治『走れメロス』、芥川龍之介『羅生門』)や、文豪の名作(夏目漱石『夢十夜』、森鴎外『舞姫』)、ノーベル賞作家(川端康成、大江健三郎)の作品や、ベストセラー作家(村上春樹、浅田次郎、東野圭吾など)、人気の作家(森見登美彦、新海誠など)の作品等々。
老若男女、読書の好きな人もそうでない人もアクセスしやすいラインナップで、実際にその作品を手に取って読んでみたくなる最適なブックガイドにもなっています。


目次
まえがき

1 教科書に載っているあの作品
太宰治「走れメロス」
芥川龍之介「羅生門」
宮沢賢治「やまなし」
森鴎外「舞姫」
葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」
安岡章太郎「サーカスの馬」
中島敦「山月記」
山川方夫「夏の葬列」
寺山修司「線の少女」
小川洋子「愛されすぎた白鳥」

2 名作の終わり方 
夏目漱石「夢十夜 第一夜」
梶井基次郎「檸檬」
二葉亭四迷「浮雲」
国木田独歩「忘れえぬ人々」
志賀直哉「小僧の神様」
川端康成「有難う」
北条民雄「いのちの初夜」
谷崎潤一郎「私」
安部公房「無関係な死」
三島由紀夫「憂国」

3 仕掛けるドラマ
向田邦子「かわうそ」
森見登美彦「走れメロス」
浅田次郎「特別な一日」
乃南アサ「向日葵」
池波正太郎「妙音記」
山本周五郎「墨丸」
藤沢周平「山桜」
平野肇「谷空木」
東野圭吾「宿命」
井上ひさし「四十一番の少年」

4 文豪の苦心と微笑み 
井伏鱒二「山椒魚」
江戸川乱歩「日記帳」
横光利一「機械」
田山花袋「少女病」
岡本かの子「家霊」
坂口安吾「桜の森の満開の下」
尾崎一雄「虫のいろいろ」
大岡昇平「出征」
吉行淳之介「童謡」
星新一「闇の眼」

5 現代作家、実験中 
村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」
川上弘美「センセイの鞄」
江國香織「いつか、ずっと昔」
山田詠美「珠玉の短編」
村上龍「空港にて」
新海誠「小説 言の葉の庭」
沢木耕太郎「音符」
多和田葉子「犬聟入り」
大江健三郎「不意の唖」
吉本ばなな「キッチン」

あとがき
読書案内

著者プロフィール

半沢幹一  (ハンザワ カンイチ)  (著/文

1954年、岩手県生まれ。東北大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。日本語表現学。共立女子大学文芸学部教授。表現学会理事。主な著書に、『題名の喩楽』(明治書院)、『表現の喩楽』(同)、『言語表現喩像論』(おうふう)、『向田邦子の思い込みトランプ』(新典社)など、共編著に『日本語文章・文体・表現事典』(朝倉書店)、『日本語表現学を学ぶ人のために』(世界思想社)、『日本語表現法』(三省堂),『ケーススタディ日本語の表現』(おうふう)など。

上記内容は本書刊行時のものです。